Episode12 ページ13
sideチョロ松
おそ松兄さんが遅いなと思って、僕も地下牢へ足を踏み入れた。
相変わらず気味が悪い。っていってもここが牢屋だから仕方ないんだよな。
チョロ｢おそ松兄さん...遅くない｣って何泣かせてんの！｣
地下牢にいたのは、小さく震え泣いているであろう骨董人形と、それを必死に慰めるおそ松兄さん。
一体何が起こったらこうなるんだよ。
僕は彼女からおそ松兄さんを引っ剥がし、代わりに背中をトントンしてあげた。
チョロ｢で、何か分かったことは、おそ松兄さん｣
おそ｢そいつがここで話しても大丈夫ってんなら話すけど。どうする、骨董人形｣
A｢別に...いい｣
おそ｢分かった｣
おそ松兄さん口から飛び出た言葉はあまりに衝撃的だった。
最強と謳われた骨董人形は人間として扱われないような過ごし方で今日まで生きてきた。
僕はどうしようも出来なくなって、ただ背中をトントンし続けた。
震える骨董人形の手を包んであげることしか出来なかった。僕はまだ...うん、あれだけど、なんかこの子にならそんな感情無しで接してあげられる。
おそ｢てなわけでお前に1つ提案だ、骨董人形｣
おそ松兄さんは傍らに置いてあったスーツを、彼女に投げた。
真新しいスーツと、白い歯を見せて笑うおそ松兄さんを交互に見ながら彼女は聞いた。
A｢これは...｣
おそ｢松野familleになれ。それは仕事服のスーツだ。受け取れるか｣
骨董人形は涙を拭い、その美しい目をまっすぐにして答えた。
骨董人形｢Yes sir、ボス｣
おそ｢エクセレント♪｣
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紅月(プロフ) - おおおおお………！！面白い！！更新待ってまーす！！ (2016年11月13日 22時) (
レス) id: 22b14a4e8b (このIDを非表示/違反報告)
siro(-ω-`)(プロフ) - 見るの遅れてすみません…凄く面白いです！更新頑張ってください！ (2016年10月11日 18時) (レス) id: 0cd944ebc4 (このIDを非表示/違反報告)
白夜 - 最高です面白いです続き待ってます (2016年7月24日 9時) (レス) id: afbdc4c9b2 (このIDを非表示/違反報告)
sugar*(プロフ) - 面白いです！更新頑張ってください(*^^*) (2016年7月17日 23時) (レス) id: 32c4601a0f (このIDを非表示/違反報告)
夜魅 - 最高過ぎですね！！！！これからも更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (2016年6月18日 21時) (レス) id: 0e06b8d400 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みの松 | 作成日時：2016年6月14日 22時
