第百六幕 ♭ ページ8
氷「これは…？」
あ、氷麗気になるよね？うん、僕も気になる((
赤「遠野武勇伝口伝の書…
遠野は様々な時代様々な百鬼夜行に兵を出し戦果をあげた…その口伝を江戸期に書にしたものじゃ
全部で4万冊ある
記したのはこの者文車妖妃ちゃんじゃ」
文「どうも！
全国を巡回し妖怪の歴史をつむぐ妖怪界の書記係
文車妖妃です！」
現れたのは如何にも文系女子的な妖
服装すごくセクシーですね…
赤「ちょうど第二期口伝書を作ってもらおうと思って呼んどったんじゃな…」
文「ハァーーイ
あなたがたも何か武勇伝はおありですか？
少しお話下されば細かいところまで補完して本にしますよ♡」
有料で
という声は聞かなかった事にする((
赤「そういうことじゃ。文車妖妃ちゃんはわずかな情報でもその者をとらえ文と絵にしてしまう能力がある」
夜リ「そうかい。じゃああんたが書いたこの記事の説明をしてくれよ。全員の脳ミソが困ってんだ」
トントンと指で先ほど赤河童さんが見せた記事をさす兄さんに「ああ〜ハイハイこの絵ですかぁ〜」と言ってその本を手に取る
淡「おうそーだ！！
なんで昨日今日見た男が250年前の絵にいるんだ！？
他人のそら似ならそー言えよ！？
ま、そうじゃねーと人間が250年生きてる事にならぁ」
文「250年？何言ってんの？
それは
口伝なんだからも〜〜っと大昔の話の一コマよそれ
だいたい400年前ってとこかしら」
「赤河童様…これはどういう…」
確かに…どういう事だ？人間の寿命は約90年
250年生きた人間など聞いた事がない
牛鬼みたいに人間から妖になったのかな？
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