其の五十六 ページ25
「あ……えっ!?」
トド松は瞬時に後ろに飛び退いた。
頭を片手でおさえているその顔は真っ赤。
さすがに、私もそこまでヒロイン気質ではないため、風邪?なんてとんちんかんなことは聞かない。
だから言い訳をさせてほしい。
だって十四松が(((((
「いや、その…え…」
「うん、なんかごめん。今のは気にしないで。」
「あ、や、そうじゃなくて……。その、久しぶりすぎて…」
「トド松は、撫でてもらうのが好きなんだよ!!」
「十四松兄さん!?」
唐突に十四松がトド松の頭をわしゃわしゃと撫でながら言った。
「そうだったな…。最近、俺らも妖怪として、大人になったし、めったに甘えてくることもなくなったからなぁ…」
カラ松がしみじみとそう呟いた。
妖怪として…。
確か、以前おそ松がだいたい、1000年位って言ってたから…
ってか、人間で言うと何歳なんだこいつら。
「そっか。……ね、トド松。」
「ん?」
あの時、言えなかったから
今からでも、遅くない。
「これからよろしくね!」
「……うん!」
○●○
「……。」
良かったな、トド松。
あんたの願いが叶ってさ。
あの時からずっと…Aに会いたいって…俺らの中で一番願ってたもんな…
一匹の猫が草むらからじっと一人と三匹の様子を見ていた。
「…お前は良いのかよ、」
赤い着物を着た青年が後ろから声をかける。
気配に気付かなかった猫は、少し驚いた顔をした。
「……別に、」
「ふぅーん…………」
後悔は、すんなよ
そう言って青年は姿を消した。
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モノクロアリス(プロフ) - フヨフヨ(´Д` )さん» おー!888できれば、ここにログインしたやつでコメントしてくれないかな?そっから飛びますから! (2017年3月22日 20時) (レス) id: d795d01c61 (このIDを非表示/違反報告)
モノクロアリス(プロフ) - さくらさん» コメントありがとうございます!これからもがんばって更新していくので、よろしくお願いします! (2017年3月22日 20時) (レス) id: d795d01c61 (このIDを非表示/違反報告)
フヨフヨ(´Д` ) - ログインしましたよー、名前もハルバルに変えましたー!! (2017年3月22日 10時) (レス) id: daa35ab10b (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 続きが楽しみです!!更新待ってマース! (2017年3月18日 22時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
モノクロアリス(プロフ) - フヨフヨ(´Д`)さん» お元気ですぅ((((お疲れ様~!第一志望合格しました!!888ウェイ。ログインできたらまたボードで話そ~ (2017年3月11日 13時) (レス) id: f594ebc912 (このIDを非表示/違反報告)
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