【火神くんの彼女】 (ページ4)

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担任の先生の指示に従い、私たちは新しい教室へと移動した。

担任「は～い！私がB組の担任です！今日からよろしくね！皆の教室はここです。机にそれぞれ名前が書いた紙が置いてあると思うから自分の名前のところに座ってね～」

優しそうな担任の声に耳を傾けながら、自分の名前を必死に探す。

茶谷「あ、ラッキー！私、窓際の席だ～！」

黒子「...あ、僕ここです。」

「私はっ...と、ここだ。」

私の席は後ろから２列目の廊下側の席。

加恋は窓際で、黒子くんは真ん中あたりの席だから

少し離れたけど同じクラスになれただけで気持ちが充分満足していた為、何も気にならなかった。

私たち以外も、それぞれみんな自分の席を見つけ座っていく。

見たことのない人ばかりだけど皆、高校生とは思えないほど大人っぽい。

栗色の髪をふわりと巻いたロングヘアの女の子に

細身で黒髪ショートで目の大きい女の子。

横を通るだけでいい香りのする女の子。

短髪にワックスをした髪が艶やかに見える男の子に

低身長だけど肌が真っ白な可愛い系の男の子。

加恋だってココア色の髪の毛を内巻きに巻いて大きい目をパチパチさせてるし

黒子くんだって透けてしまいそうな肌に細身のスタイルが輝いてるし

ヤバイ...高校生ってこんなものなのかな？

レベルが高すぎる...

気おくれしてしまいそうな雰囲気に圧倒されていると

その中で誰よりもキラキラと見える男の子がいた。

うわぁ...これまた凄いオーラ...

きっとこのクラスで１番の高身長であろうモデル並みのスタイルに

赤髪と黒髪の２色に分かれたヘアースタイル。

切れ長の目に割と色白な肌、首にはネックレスのようなものに指輪がついている。

凄いなこの人.....

........

ん！？

あっ！！！！

この人、今日朝ぶつかった人だ。

先輩じゃなかったんだ。

てか、見間違いじゃなくて本当に眉毛２本ずつあるんだけど...

あの時は、緊張してドキドキしてたけど

改めて見るとやっぱりちょっと雰囲気、怖いな～～～...

そんなこと思っていると

「...っ」

「えっ...」

彼は私の横の席に座った。