【火神くんの彼女】 (ページ29)

今日:19 hit、昨日:2 hit、合計:3,998 hit

２９ページ29

火神Side＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

何なんだよお前ら...

貶してきたと思ったら褒めてきやがって...

何だかんだ応援してくれてんのかよ...調子狂うな..

「そう..か。そうやって言ってくれんのは嬉しいけど、告白するタイミングとか分かんねえんだよ」

黄瀬「え..？そんなの決まってるじゃないっすか」

紫原「そりゃあさ～もう好きって確信してるんでしょ～？」

青峰「だったら今しかねえだろ」

黒子「僕もそう思います」

緑間「右に同じ」

赤司「俺もそう思う」

.............

「はっ？！？？？！？！？！？！？！」

「いやいやいや、ちょっと待て！！今からはさすがに違うだろ！！しかもこんなとこで！」

黄瀬「ええ～そんな勿体ぶらずに！成功したらキセキの世代全員がお祝いっすよ？」

「振られたらどうすんだよ！！」

青峰「そしたらマジバにいる全員でお前のこと笑い者にしてやるよ」

「それが嫌だから今からは違うって言ってんだよ！！てかなんでマジバにいる全員なんだよ！知らないやつまで巻き込むな！！」

黒子「火神くん、男なら胸張って告白しましょう」

「お前がそのセリフ１番似合わねえって！」

紫原「は～い、いっておいで」

そう言って紫原にポンッと背中を押された。

こいつ、魂抜けたような話し方するくせに身長と体格だけは一丁前なんだよな....

今から告白するのはかなり無茶ぶりな気がするけど

正直もう後に引けない。

こいつらも、形はどうあれこいつらなりに応援してくれてる。

その期待にも

裏切るわけにはいかない。

何よりも

やっぱり俺は白川が好きだ＿＿＿＿＿＿

キセキの世代だって

誰だって

取られたくない。

重い脚を動かし、ゆっくりと白川のいる席へ向かった。