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躾 4 ページ4


 



赤葦「……それで、こっちが保健室ね。その隣が休憩所みたいなところ」



「……なるほど」





今、赤葦さんと国見くんに校舎の案内をしてもらっている。

校門からみた校舎もずいぶん大きく見えたが
実際に入ってみると凄く広い。




赤葦「またわからなくなったら生徒会の人とか誰でもいいから聞きなよ」



「、は、はいっ」



なんとか返事すると、紳士的な笑みを浮かべて
階段を降りていく。


あれがイケメンってやつか……





「……生徒会の人ってどんな人がいるの?」




尋ねながら私も二人に続きながら階段を降りていく。




赤葦「えーと、ちなみに俺と国見も生徒会の一員なんだけどあと四人いるんだよ」

国見「今から生徒会室に向かうから多分会う」





そうなんだ、と頷くと、国見くんが急に立ち止まった。
どうしたのだろうと私も足を止めると。






中庭のほうで女子の大群が群がっていた。
その中心に、ずば抜けて背の高い男性がいた。



赤葦さんが呆れた表情をしてその男性の方を見ていると、その男性がこちらに気づいた。









「あれ〜どうしたんだよその子。転入生?」




変な髪形をした男性が女子の大群を抜けて
こちらに向かってきた。





「…………」




私はこそっと国見くんの後ろに隠れるように移動した。




国見「は、ちょっと……なんで俺の後ろに隠れるのさ」

「だっ、だって……」




私、あの人……苦手かも……生理的に。
嫌な予感しかしないし。



こそこそと二人で話していると、変な髪形の人が赤葦さんの目の前に歩み寄ってきた。









「なんで俺いきなり女の子に避けられてんの」


赤葦「…………それは黒尾さんが悪いです」

 

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ひじーり - 第4話のことなのですが、この学校はほとんど男子校という設定なのに女子の大群がいるのはなぜなのですか? (2018年4月9日 15時) (レス) id: e4bd38afc8 (このIDを非表示/違反報告)
無気力零架 - とっっっっっても面白いです〜!更新楽しみにしてます♪頑張ってください! (2017年1月15日 13時) (レス) id: 32ad5987ef (このIDを非表示/違反報告)
じゅうな - キュン死しそう (2016年12月3日 22時) (レス) id: 7c6c201db7 (このIDを非表示/違反報告)
イヴ(プロフ) - りんりんさん» 白布くんかっこいいですよね……もうほんと鼻血もんです (2016年10月29日 18時) (レス) id: 6191065700 (このIDを非表示/違反報告)
イヴ(プロフ) - いわみんさん» コメントありがとうございます!これからも頑張らせてもらいます! (2016年10月29日 18時) (レス) id: 6191065700 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:イヴ | 作者ホームページ:http://omenjinnn66kyouko  
作成日時:2016年8月7日 17時

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