EP38 ページ40
緑間side
俺はラッキーアイテムを欠かさず持ち歩いてる
占いで1位でも最下位でも欠かさない
おは朝のラッキーアイテムはメジャーやマイナーなど
奇想天外だ
その為には収集も欠かせないのだよ
高「真ちゃん部活休みだけど自主練してく?」
こいつは高尾和成
クラスメイトでバスケのチームメイトだ
とにかくこいつは…喧しい
そして馴れ馴れしい
その呼び方はやめろと言った筈だ
緑「…今日は行く所があるのだよ」
高「どこ行くんだよ?」
緑「…本屋だ」
高「おっマジで!俺もちょーどジ○ンプ読みたかったわ
寂しいだろうから付いて行ってやるよ笑」
緑「寂しくないのだよ!
悪いが近所ではない。少し離れてる本屋だ」
高「俺もする事ないし行ってやるって♪」
勝手にしろ
高「んで?わざわざ出向く本屋な訳?」
緑「俺が集めてるシリーズがその本屋にしかないからだ」
高「もしかして…先月持ってた風鈴の雑誌か汗?」
緑「先月は『貴方もハマる南部鉄器風鈴の魅力』だったな」
高「あのデカイ風鈴かやっぱ笑!!
チリンチリンうるせぇって宮地さんがブチキレてたな笑」
緑「…風情がある音だと思うのだよ
今月号は『貴方もハマるたぬきの信楽焼』だ」
高「プハっ笑
何たぬき買うのお前笑」
緑「たぬきの信楽焼なのだよ怒」
高尾は後ろで「けどたぬきってお前笑」と笑い続けてる
全く…あの雑誌の価値を知らない奴だ
高尾は俺のラッキーアイテム収集に付いてくる事がある
一々茶々を入れてくるのが耳障りなのだよ
…彼女は文句は言わなかったが笑っていたな
〜〜
貴『みど君!このシリーズ今月号は埴輪だって
ミニ埴輪可愛い』
彼女の星座がラッキーパーソンの日は片時も離れなかった
…そんな事もあったな
本屋に入ると高尾と別れ目当ての本を探す
買おうとした雑誌の前に先客が居た
同じ高校生のようで制服を着てる
見た事あるような制服だが今はどうでもいい
このシリーズは買う人が少ないせいか
置いてある冊数が少ない
ここから見ると残り1冊のようだな
ただ眺めているだけだろうと様子を伺っていると
雑誌に手を伸ばそうとしてる
!!
買わないよう注意を促すと名前を呼ばれた
ん?知り合いだったか?
!!A!何故ここに!?
誠凛からもここは離れてる筈なのだよ
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mipon(プロフ) - まゆさん» コメントありがとうございます(∩´∀`)∩更新頑張りますのでご愛読して下さい! (2019年9月13日 23時) (レス) id: 2e8238bed0 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 更新楽しみにしてます! (2019年9月1日 10時) (レス) id: 69e59c5c29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ochapy | 作成日時:2019年8月30日 22時