15.悲しくなるくらい* ページ16
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「ねー!名前は!?なんていうの?♡」
「…お前に教える名前なんてねーよ!ブス!」
「えー、お姉ちゃんと顔似てるでしょ!」
「お前とAさん一緒にすんなよ」
これじゃまるで、いつもの成宮くんの立場が千春で私の立場が成宮くんだ
成宮くんの向かいの席に座ってにこにこしながら成宮くんに質問を繰り返す私の妹。と
心底嫌そうな顔をして顔をひきつらせる成宮くん。
「第1俺、お前みたいなチャラチャラしたやつ嫌い。」
「じゃあ、チャラチャラしてなくて清楚系だったらいいんだ。メモメモ」
「ちげぇよ!!!!根本的にちげぇよ!!!!」
ダァン!と机を叩く成宮くんなのに千春はにこにこしたまんま寧ろ嬉しそうに口元を緩める
「そんな顔もするんだね。鳴ちゃん先輩かーわい♡」
「お前まじでうぜぇな」
「きゃー!褒め言葉?」
「死ねよ」
「ごちそうさま!」とイライラしている成宮くんがお椀を持ってこっちに近づいてくる
「ごめんね、成宮くん。うちの妹が」
「別に…」
(あーもう、これはすっごいめんどくさいやつだ。)
ひねくれた顔してぷくぅとほっぺを含まれる成宮くん。をみて私は感ずいた
はぁ、と短いため息をついて手のひらを伸ばす
ポンポンと成宮くんの頭を撫でて「いつもありがと」というと回れ右して作業に戻る
…柄にもなく頬が熱くて嫌になる。どこまでウブなんだ私…。
頬をぽんぽんと叩いていると後ろから「お姉さんが…お姉さんがデレた!!!!!!!!」という成宮くんの大声が聞こえて
頬の熱はすぐに引っ込んだ
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夏鈴桃(プロフ) - ☆サヤ☆さん» きゃー!ありがとう〜!更新頑張るねぇ (*^^*) (2016年9月24日 8時) (レス) id: 8b8547a2d7 (このIDを非表示/違反報告)
☆サヤ☆(プロフ) - かりんちゃん!やばい!やばい!とんでもない位に鳴ちゃんと御幸くんにドキドキ!さすがかりんちゃん☆早矢☆ (2016年9月24日 1時) (レス) id: 1e1963d5bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏鈴桃 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/rumitann1/
作成日時:2016年9月23日 17時