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あっという間に2日が過ぎて、今日は大輝との約束の日。
私も彼も日中は仕事があるから、会うのは夜で。
待ち合わせは駅前に7時にとのこと。
多少の防寒はしてきたけどやっぱり寒くて。
吐き出した息は白い。
結局、大輝が現れたのは時間より10分すぎた頃だった。
『遅刻なんて大輝らしいね』
「るせー」
ぴんと彼からデコピンを1発。
大輝が吐く息も白かった。
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『美味しかった〜!』
オシャレなレストランから一歩飛び出して、大きく伸びをする。
冬の冷たい空気が肺いっぱいに満たされて、それが気持ちいい。
『大輝が"付き合え"なんていうからてっきり居酒屋なんだと思ってたのに』
「まあ、いつもはそうだろーな」
『…ん?』
「それよりほら、いくぞ」
ハテナを浮かべる私の手を大輝がぎゅっと握った。
それだけで私の心臓は爆発しそうなぐらい暴れて。
もう重症だと思う。
ねえ大輝。
傍から見れば私達もクリスマスを楽しんでるカップルに見えるのかな。
そう、だったら嬉しいな。
私も彼の手をきゅっと、握り返した。
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