カラ松からの告白 ページ1
遊園地はいつきても楽しい。
私は今日、カラ松くんと遊園地で１日、
満足すぎるほど遊んで、
今、最後に観覧車に乗っている。
でも…
「………」
「………」
気まずいっ！！
いつも、うるさいくらい話すカラ松くんが、しゃべらない。
観覧車に乗ってから、約６分たつ。
「……あの…カラ松くん?」
声をかけると、ふいにカラ松くんが立ち上がった。
ガタッ！！
急に地面が傾き、バランスが崩れる。
カラ松くんの顔が、ぐんっと近づく。
目の前、15cmくらいの距離。
『観覧車をご利用の皆さま、風により大きく揺れる場合がございます。怪我のないよう、急に席をお立ちにならないように、お願い致します。』
静かな空間にアナウンスが流れる。
「…す、すまんAっ」
カラ松くんが席に戻る。
「うん、大丈夫だよ！」
カラ松くんの顔が赤く染まっている。
きっと、私の顔も赤いのだろう。
「………情けないな…」
小さな声で呟いているカラ松くん。
「何が情けないの…?」
そう聞くと、ビクッと肩を揺らした。
「き、聞こえてたか！?……いや、実はな…」
目をそらし後ろめたそうに言う。
「今日、告白しようとしていたんだ。」
「！?」
「ホントは頂上にいったところで、夕日をバックに愛の告白をしようと考えていたんだが……」
告白っ！！?それもびっくりだけど、あばらの折れそうな内容にも驚いた。
「結局、風で揺れるし、台詞も忘れた。
あげくのはてにAにこんなこと言ってしまって…かっこ悪いよな……」
「そんなことないよっ！！」
「えっ」
「カラ松くんはかっこいいよ！！
たしかに失敗しちゃったかもしれない…
でもっ！
全部、私を思ってやってくれたことだから。
私はそんなカラ松くんのことが、
すごくかっこいいと思う。」
「…ありがとうA。お前の愛、受け取ったぜ！」
「！！！」
恥ずかしいっ！つい勢いで言ってしまった…
穴があったら入りたい……
「A、俺と付き合ってくれないか?」
「は、はいっ！」
全然、ロマンチックなシチュエーションでもない。でも、私には忘れられない告白。
続く
お気に入り登録で更新チェックしよう!
最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
くろうばぁ(プロフ) - 小豆さん» コメントありがとうございます！カラ松推しさんなんですね！ (2018年3月3日 23時) (
レス) id: 30339eb72b (このIDを非表示/違反報告)
小豆 - や、ヤバイ。。推し松がカラ松なので、スッゴクドキドキしました！遊園地デート カラ松 最高っすね！ (2018年3月3日 17時) (レス) id: 498608ec7e (このIDを非表示/違反報告)
くろうばぁ(プロフ) - サクラさん» コメントありがとうございます(^^) (2018年2月23日 19時) (レス) id: 30339eb72b (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 更新楽しみに待ってます！ (2018年2月22日 0時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：くろうばぁ | 作成日時：2018年2月21日 20時
