【カゲプロ】母さんへ【カノ】 (ページ2)

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にいページ2

カノside
「ごめんなさい・・・。私また・・・・。もういやだ。なんで、修哉は悪くないのに。私なんか母親失格よ。本当にごめんなさい・・・。修哉・・・・。」

母さんは泣きじゃくる。
「・・・いいよ。母さん。つかれてるんでしょ。でも夜ご飯は食べたい・・・・。」
「・・・・ええ。待ってて作るから。」

そう言って母さんは台所へ向かう。
僕も何となくリビングへ向かう。

まだ涙目の母さんの横顔が見える。母さんは相当美人だ。でも父さんとは離れてしまった。

「修哉。まだちょっと時間がかかるから、スマホ貸してあげる。ゲームやってていいわよ。」
「・・・・うん！」

母さんは暴力的だけど優しい。僕の自慢の母さんだ。
でも母さんは近所では評判が悪い。

原因は僕の傷だ。
母さんが僕を傷つけたときの傷やあざが近所の人にやっぱりそう思われているらしい。
多分、その悪口も母さんを苦しめるひとつの原因だ・・・。

あぁ。僕の身体から傷が消えればいいのに。
そしたら母さんは傷つくことないのにな・・・・。