八話 ページ9
日番谷はまるで懐かしむように、ポツリポツリと話し出した。
日番谷 「その斬魄刀を見て確信した。
お前は、相模彰子の娘だな、と。」
A 「母を知っているんですか……？」
日番谷 「知ってるも何も、十番隊の三席だった奴だからな。お前によく似ている。」
A 「母は、現世と戸魂界を行き来していると聞いたのですが……。」
日番谷 「ああ。だが、あまり現世に帰ったところを見たことは無かったぞ。」
A 「きっと、父親のせいだと思います。
暴力的な人でしたから。まあ、自分の娘を置いて逃げる母親もどうかと思いますけどね。」
日番谷 「相模……。だが、いつもあいつは「娘を戸魂界に連れてきたい」と言っていた。」
それを聞いたAは一瞬だけ俯くと狂ったように笑い出した。
A 「ぷっ！あははははっ！！なにを言ってるんだか。まだ五歳の娘を父親の暴力の標的にしといて、何それ。あはははっ！」
日番谷 「さ、相模…？」
A 「今更になって、死んで帰ってくるなんて。馬鹿じゃないの。そして、あたしに自分がやってたことをやらせるなんて…強、情………。」
Aは斬魄刀を床に叩き付けようとしたが、それを日番谷の手が止めた。
日番谷 「やめろ、相模。そんなことがあったと知らずに話したことは謝る。
だが、あいつの思いを捨てるのは、やめろ。」
Aは日番谷の表情を見ると、糸が切れたように日番谷にもたれかかった。
A 「お母さん……。」
日番谷は眠ったAの顔を見て、涙をぬぐうと抱き上げて布団へそっと寝かせた。
日番谷 「彰子………。
俺は、お前が好きだった。」
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蘇澳(プロフ) - 白銀水龍さん» 分かりました！ではこれからはそう致します！ (2018年12月27日 16時) (
レス) id: e4a4be21c3 (このIDを非表示/違反報告)
白銀水龍(プロフ) - 私は名前を書いて欲しいです。 (2018年12月27日 16時) (レス) id: 0a595b5733 (このIDを非表示/違反報告)
蘇澳(プロフ) - 白銀水龍さん» すみません！いちいち書かなくてもいいかな、と思って書きませんでした。書いた方がいいな、と思った方はコメントしていただけると嬉しいです！更新頑張ります！ (2018年12月27日 16時) (レス) id: e4a4be21c3 (このIDを非表示/違反報告)
白銀水龍(プロフ) - 11話はみんなの名前が書いてませんでした？更新これからも頑張ってください！ (2018年12月26日 21時) (レス) id: 0a595b5733 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蘇澳 | 作成日時：2015年7月5日 22時
