35話 ページ37
大樹「ケホケホッ…」
…それからの毎日は、本当に地獄だった。
今まで仲の良かった友達からは無視され、
殴られ、蹴られ…。
…バケツの中に顔を入れられた日もあったし…
雑巾を食わされた日だってあった。
…日によっては…ロッカーに閉じ込められる事も…。
晴美「大樹っ……大丈夫？」
…それでも…
晴美が味方でいてくれるから、生きて来れた。
大樹「大丈夫。」ニコッ
あまり晴美に心配をかけてはいけない。
晴美「…ごめんね、大樹。」
大樹「何が？」
晴美「助けてあげられなくて。…私…彼女なのに…」
泣きそうな顔でオレを見る晴美に…キスをする。
晴美「…大樹…」
大樹「良いんだよ。…晴美は何も悪くない。
…側にいてもらえるだけで…オレの心は十分助けられてる。」
晴美「っ……ありがとうっ…！」
大樹「…オレの方こそ、ありがとう。」
晴美がいてくれれば、大丈夫。
.
.
.
…そんな晴美が死んだのは、
.
.
晴美「…ごめんね、大樹。…バイバイ。」
.
.
それから3日後の事だった。
.
⋆
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作者名：ユウ | 作成日時：2017年11月15日 15時
