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No.4 ページ5

彼のもう片方の手は私の腰にあったが、私の身体を支えた拍子にスルリと腰を撫でるような動きになってしまった。


『ひぇ…』


思わず悲鳴が出てしまった。

彼がそれにピクッと反応する際に、彼の右手も反射で動いてしまった。またもや胸を揉まれてしまい羞恥心で爆発しそうになった。


バッと身体を起こしてお互い距離を離れる。
彼の顔が見れなくて顔をうつむいているとだらだらと額に汗が浮かんできた。


助けてくれた人にとんでもない醜態を晒してしまった……


消えるような声で謝罪してしばらく沈黙が続いた後、彼は歯切れの悪い声でつぶやいた。


「あー、オレもその…ワリィ」

『〜〜〜〜ッ!!』


カァッと自分の顔が熱くなるのを感じた。

おじさんが私にしたおまじないが”ラッキースケベられ体質”であることに心のどこかで疑問に思っていたけど今起きた出来事で確信に変わった。


こんなのただの痴女じゃないか!!


余計なことをしてくれたおじさんに対して沸々と怒りが湧いてくるが、彼がその場を去ろうとしていたのでなんとかそれを抑えて彼の名前を聞いた。


『せめて名前だけでも教えて下さい!』


「………………場地圭介」

『えっ?』


聞いたことがある名前だなと思ったら、幼馴染みの千冬くんが凄く尊敬していると言ってた人の名前だったのを思い出す。

まさかの偶然に吃驚していると彼は頭を掻いて居心地が悪そうな顔でこちらを見ていた。


「もう行っていーだろ」

『あ、はい…』

「ん」


彼の姿が見えなくなるまで私はその場に立ちつくしていた。


………………帰るか


これ以上考えたくなかったので早歩きでマンションに帰っていった。








「場地さん、何かあったんスか?」

「あン?急になんだよ」

「その、さっきから心ここにあらずって感じだったので」

「……………気のせいだろ」

「(いやいや絶対何かありましたよね!?)」


ちなみに武蔵神社で行われる集会が行われる前に、妙に右手を見つめる壱番隊隊長とその様子を見てもしかして恋したんじゃ…と勘違いが止まらない壱番隊副隊長の姿があった。

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れな(プロフ) - めちゃくちゃ好きです、、続きみたい、、文才が天才すぎます、、お時間ある時に更新してもらえると嬉しいです、、あと個人的なお願いですけどドラケンと沢山絡ませてもらえたら嬉しいです、、完結までついていかせてください!! (2023年2月16日 14時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
- ゴメンナサイ、冗談です。調子に乗ってすみませんでした (2022年1月1日 16時) (レス) id: 689f1d0164 (このIDを非表示/違反報告)
ttakedasaki0906(プロフ) - 半間くんも登場しますかね!?続き楽しみに待ってます!! (2021年11月30日 23時) (レス) @page17 id: 732dff87b6 (このIDを非表示/違反報告)
- 神らぁー!もうやめて!渚のライフはゼロよ!ついでにだれかぁー!オレの作品もこれくらいにさしてぇ!!梵天の可愛い可愛いボス【マイキー成り代わり】ってやつ!作者さんの宣伝したいレベル!作者さん!宣伝していいですか!? (2021年11月29日 18時) (レス) @page16 id: bf8590d0f6 (このIDを非表示/違反報告)
かかし(プロフ) - 朋香さん» コメントもして下さりありがとうございます!!そう言って貰えてめちゃめちゃ嬉しいです(*´ω`*)早めに更新できるよう頑張ります! (2021年11月28日 16時) (レス) id: 74dd41cf27 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かかし | 作成日時:2021年11月18日 1時

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