No.5 ページ6
家に帰ってご飯の支度をしたりお風呂の掃除をしたりして気を紛らわそうとしたのに、どうしても思い出してしまって無性に叫びたくなった。
とりあえず、これからのことを考えなきゃ。
深い深呼吸をして、これから先も平穏な生活が送れるために対策を考えようと起きた出来事を振り返る。
まず、小さいおじさんが現れたと思ったら「恋路が成功するようにおまじないをかけた」と言われた。
そこから可笑しくなったんだ。千冬くんや場地さんと少し距離が近くなると身体に触れられる体勢になってしまう。
けどガラの悪い男達にぶつかったときはそんなこと起きなかった。
『どういうこと……?』
「つまり相手がお前さんに対して悪意を持っているかいないかでスケベられる対象が変わるのじゃ」
『うわっ!?』
私以外の声が聞こえてびっくりして慌てるとそこにはあの時のおじさんがいた。
唖然としている私をおじさんはニヤニヤした顔で見ていた。
『なんでここにいるの…?』
「ワシが守り神であることを忘れたのか?こんなんちょちょいのちょいよ。」
『そんな簡単に人の部屋に不法侵入しないでほしいんですけど』
「いやぁ上から様子を観察しておったが、おぬし意外とやるのぉ」
話を綺麗にスルーして部屋の中をぐるぐる回りだすおじさんを冷ややかな目で見る。
「お前さんに与えた力は名付けて”ラッキースケベられ体質”じゃ!」
『この数時間で嫌というほど分かりました。』
「なんじゃ浮かない顔をして。嬉しくないのか?」
『嬉しいわけあるか』
ええなんで〜?と私の周りをぐるぐる回りだしたおじさんに青筋を立てる。
他人事だとおもって。
『そもそもラッキースケベられ体質とか相手からしたらただの変態女じゃない』
「そんなことないぞ?今どきの恋愛漫画は大体これで結ばれていたはずじゃ」
『フィクションと現実は全く別物なんですけど!?』
そう言うとおじさんは視線を泳がせて一つ咳払いをした。
「詳しいことはこのメモに書いたからあとは頑張るんじゃ」
『は!?ちょっと』
「さらばじゃ!」
おじさんは別れを告げるとパッと光に包まれて消えてしまった。
なんか、守り神にしては結構軽い感じだっだな。
するとひらひらとメモ紙が落ちてきたので片手で取って書かれてある内容を見る。
ちなみに起きるハプニングはランダムだから精々楽しむが良いぞ^^
詳しいことなど何も書かれてなかったので思わず握りつぶしてしまった。
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れな(プロフ) - めちゃくちゃ好きです、、続きみたい、、文才が天才すぎます、、お時間ある時に更新してもらえると嬉しいです、、あと個人的なお願いですけどドラケンと沢山絡ませてもらえたら嬉しいです、、完結までついていかせてください!! (2023年2月16日 14時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
渚 - ゴメンナサイ、冗談です。調子に乗ってすみませんでした (2022年1月1日 16時) (レス) id: 689f1d0164 (このIDを非表示/違反報告)
ttakedasaki0906(プロフ) - 半間くんも登場しますかね!?続き楽しみに待ってます!! (2021年11月30日 23時) (レス) @page17 id: 732dff87b6 (このIDを非表示/違反報告)
渚 - 神らぁー!もうやめて!渚のライフはゼロよ!ついでにだれかぁー!オレの作品もこれくらいにさしてぇ!!梵天の可愛い可愛いボス【マイキー成り代わり】ってやつ!作者さんの宣伝したいレベル!作者さん!宣伝していいですか!? (2021年11月29日 18時) (レス) @page16 id: bf8590d0f6 (このIDを非表示/違反報告)
かかし(プロフ) - 朋香さん» コメントもして下さりありがとうございます!!そう言って貰えてめちゃめちゃ嬉しいです(*´ω`*)早めに更新できるよう頑張ります! (2021年11月28日 16時) (レス) id: 74dd41cf27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かかし | 作成日時:2021年11月18日 1時