Murder time!!!!!【UndertaleAU】 (ページ32)

今日:9 hit、昨日:5 hit、合計:6,537 hit

Sudden ページ32

MSans side

俺達は驚きのあまり何も言わずにいた。
肩で息をしている奴は、しばらく息を整えたあと口を開いた。

Kサンズ「………エピックが、死んだ。」

息が上がったのを感じた。

A「…Ink!Sansは。」
Kサンズ「……隙をついて俺が攻撃した。今はおそらく気絶している。」

段々と息は乱れていく。
冷静さを取り戻すことはできなかった。

A「…………フリスクは！」

Kサンズ「……かろうじて息はしている。長くは…持たないと思う。」

…この一瞬で、何があったのか。
なんとなく悟ることはできて、とても不快だった。

A「くっ…そ…………。」
珍しく取り乱しているAは、拳を思い切り太ももに打ちつけた。

ホラーは黙ったまま頭を抱えた。

Kサンズ「…インクの攻撃で、エピックはかなり痛手を追った。だが……死因は、それじゃないんだ。」

俺はその言葉にふと顔を上げる。
…どういうことだ。

Kサンズ「エピックは攻撃を受けて気絶したあと、なにかに悶えるような動きをしたんだ。
…まるで、夢の中で誰かに首を絞められているように……。」

キラーは淡々と続けていた。
比較的冷静そうなのは、死に対する慣れか。

Kサンズ「…そしてそのまま、塵と成った。
その隙をついて俺がインクに攻撃をしたんだ。」

…インクの話をした途端、キラーの体は震え始めた。

Hサンズ「…ずっと気になっていた。
……お前は、なんで“インクを殺そうとしてる”んだ。」

ホラーが何かを見計らったかのようにそんな質問を投げかけた。
キラーは更に体を震わせた。…何かに、怯えている？

Kサンズ「……わかんない。わかんないんだよ。
“僕”の中でキャラが言うんだ。

“こいつを許すな。殺せ。今すぐ。お前がその手で＿＿”って！！」

口調が元に戻ると共にキラーは怯えきった表情で叫んだ。
…鳥肌が立った。

“キャラ”の言っているであろう言葉を話すときだけ妙に声が落ち着いている。…まるで何かに乗っ取られているかのように。

質問をした当の本人であるホラーも、一歩、引くように足を動かした。

キラーはそのまま気絶するように崩れ落ちた。
そこでモニターの映像も消えた。

しばらく、沈黙が流れた。

？？「＿＿＿“助け”に行かなくていいのか？」

背後からおどろおどろしい声が聞こえた。
思わず振り返る。

A「…何しに来た。

＿＿＿＿＿“Nightmare!Sans”！」

Nサンズ「……ちょいと部下に命令を。
上司の義務…だからなぁ？」