Murder time!!!!!【UndertaleAU】 (ページ31)

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Memories of time ページ31

UTサンズ「………は、こいつもいんのか…！？…とことんメンタル抉ってくるな……。」

おそらく彼の世界にもいたであろうマフェット……いや、“Xマフェット”の姿を見て、オリジナルが思い切り顔をしかめる。

Xマフェット「……あらっ、これはこれは…オリジナル様じゃないの〜。貴方も敵に回しちゃうなんて、とっても心苦しいわねぇ。」

かなりの皮肉を含みながらオリジナルの存在を口にするXマフェットの姿を見て、オリジナルの表情は更にこわばった。

「…ガスターはどこだ。…奴は今どこで何をしている！？」

ゆっくりと地面に降り立ったマフェットの胸ぐらを掴み取り、俺は叫んだ。

明らかにガスターは俺達の様子を見ている。
援軍を送るタイミングが良すぎるのだ。直前に指示を受けたであろうXマフェットに吐かせるのが一番早い。

Xマフェット「…フフッ、私に吐かせようっていうの？…私の口は固いわよ？」
「いいから言えっ！！」

俺は怒りを顕にしてXマフェットを揺さぶった。
奴はニヤニヤして一向に口を割らない。

……痛めつけるしか、ないか。

Xマフェット「…あら。……そんな物騒なものは仕舞って頂戴。それで私をどうするつもりなの？ウフフッ…。」

問答無用。俺は手にしたナイフを奴めがけて振り下ろし＿＿＿。

UTサンズ「…やめとけ。」

腕が動かない。
振り返ると、いつの間にやらオリジナルが俺の手を止めていた。

「お前には…関係ないだろ……！？」
UTサンズ「関係ないにしろ、身内に似てる奴に傷を付けられるのはごめんだ。
…お前、もう少し自分の行動に責任を持ったらどうだ？」

掴まれた腕はぴくりとも動かない。
…こいつは、本気だ。

UTサンズ「……そんなんじゃ、お前もあのガキと大層変わんねぇよ。」
「………っ！！」

恐ろしい形相で次々と俺を殺しにかかってくるかつての仲間達。
その仲間を洗脳したであろう、俺が殺したあのガキ＿＿。

…ふと気づくと、Xマフェットから手は離れていた。

Xマフェット「…………フフ、ありがと。」

ご満悦そうにニヤついてオリジナルに礼を言うXマフェット。
そんな奴を、オリジナルは黙って見つめていた。

Xアズゴア「……マフェット。ガスターから、二人とも戻れとの命令だ。」
Xマフェット「……あらぁ、残念ね。
じゃあ、そういうことよ。また会えたら嬉しいわね♪」

そんなことを言って、Xマフェットはオリジナルにウインクをしどこかに行ってしまった。

俺はずっと、放心状態のままだった。