Murder time!!!!!【UndertaleAU】 (ページ28)

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Epic ページ28

MSans side

しばらくの静けさが訪れる。
それが打ち切られたのは、“何故か自立している”フリスクのこの一言だった。

フリスク『…それで？“インクさん”を倒すための計画は決まったわけ？』

“インクさん”を倒す………！？

A「…Epic!Sansの目的はそれか！！」
Aは拳を太ももに打ち付けてそう叫んだ。

Hサンズ「おいおい待て、話の整理ができねぇぞ。
まず、エピックサンズってのはどこの世界から来たんだよ？どうしてインクがコイツに恨まれてんだ。」

ホラーは勢いよくそうまくし立てた。
そうだ、俺達は今の状況をほとんど理解していない。

A「…待て。……嫌な予感がする。」
ホラーの牽制にも負けずモニターを見つめ続けるAが、話を中断させるよう持ちかける。

Eサンズ『大体の手立てはついてる。』
Kサンズ『それじゃあ、その手立てとやらを…』

Eサンズ『まあ待てよ。
やらなきゃいけないことがある。』

ばさりと、エピックのコートが擦れる音が響く。
と同時に、モニターの画面がぷつりと切れた。

Hサンズ「はぁ！？…っちょ、おい＿」
妥当な反応を見せたホラーを、Aが冷静に制止した。

A「…まだ、音声は繋がってるようだ。」
Aがそう囁いた瞬間、

生肉の抉られる生々しい音がモニターから響いた。

…そこで、音声までも途切れた。

「………は、……ま、てよ……。」
A「………Ink!Sansを意地でも呼び出すためにフリスクに手を出したわけか…！！」

言葉にもならない声が漏れる俺の横で、Aは冷静に分析しつつ感情的に結果論を述べた。
なにが、起こったのだろう。

Hサンズ「…………っ、とりあえず、話を聞かせろ。」
焦る俺を置いて、ホラーは比較的冷静そうにそう話を切り出した。

A「……わかった。
フリスクのことは、おそらくInk!Sansが真っ先に助けに入るはずだ。まず、Epic!Sansのことから話そう。」

Aは冷や汗を2粒零し、俺達に向き直った。
俺はできるだけ冷静にいられるよう、弟の形見を破れんばかりに握りしめて、Aの顔を見つめた。