Murder time!!!!!【UndertaleAU】 (ページ25)

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GOOD or BAD ページ25

XChara side

…あれからどれくらい経ったのかな。
ボクもパパ(？)もすっかり疲れ切って互いに床に頬ずりしていたところ、とても近くに奇妙な気配を感じた。

「………っ、だれ…？」
？？「…今更かよ、ガキンチョ。オイラはとっくの昔からアンタたちのことずっと見てたっていうのによ…。」

ゆっくりと身体を起こす前に、どこかで聞き覚えのある声でそんなことを言われた。
気配に全く気づけなかった。……何者、だろうか。

身体を起こし切って、ゆらりと揺れる視界をきっちりと捉えた後声の主を見張った。

「…………おまえ、は」
突如、視界が暗転した。

？？「……ワオ。見た目が変わった。…こりゃ、どういうトリックなんだってんだ？……“クロス”。」

目の前の俺そっくりの“そいつ”は、頭蓋骨をポリポリと掻きながら苦笑いでそんな冗談を言った。

「……オリジナルの、サンズ…か。」
UTサンズ「覚えてたんだな。お互いとんだ目にあってないってのに、またここで再開するとはな？」

“サンズ”はニヤニヤと笑いながら指で空間にハートを描いた。…心底気持ち悪い。

Xアズゴア「……ど…ういうこと、だ…。
…“クロス”が、2人…！？」

後ろから聞こえたか細いそんな声に、俺は少し驚く。……あのチビ、こいつをここまで追い詰めたのか。
少しだけ、感心する。

UTサンズ「…はぁ？オイラをこんな奴と一緒にすんなよ、オッサン。オイラにゃ“サンズ”っていう立派な名前があんだ。」

どこか軽く侮辱された気もするが、サンズはXアズゴアの勘違いを解消しようと試みる。

Xアズゴア「……ガスター、は………観察対象を増やしたとは言っていなかった…。
………Alternate Universe！！」

Xアズゴアは何かを察したかのように叫んだ。
…俺たち“サンズ”はこの世に存在する平行世界に分散している。その世界の名称を。

UTサンズ「…これ以上説明はいらないみたいだな。」

サンズは比較的冷静そうに顎に手を当てて呟いた。

俺はサンズが来たことが吉と出るか凶と出るか、朧気に頭の中で考えていた。