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７．出会い ページ7
「みっともないからやめなよ。」
車から降りてきた人は、男にそう言い放つと男の手を掴み
「それとも警察、呼ぶ？」
と言った。
男は何かブツブツ言っていたが、そのうち諦めたようで、もと来た道を戻っていった。
私は混乱していたので、ずっと下を向いたままだった。
怖さなのか、混乱しているのか分らないけど、涙が頬をつたっていったのが分かった。
「大丈夫？」
助けてくれた人は鞄の中身を集めて、私の目の前に差し出してくれた。
A「…あ、ありがとうございました。助かりました。」
泣いている顔を見られたくはなかったが、さすがに失礼かと思い、顔を上げた。
A「えっ？」
目の前にいたのは朝電車の中で見たキラキラの笑顔ではなく、少し困った顔の松潤だった。
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作者名：くうすけ | 作者ホームページ：http://s.ameblo.jp/k19841231k/
作成日時：2013年10月15日 19時
