第二章〜頭領ハメをはずす前編〜 ページ6
百合「と、いうわけで父上私に休日をもらえませんか?」
あの話の後、早速俺の父に頼みに行こう!となって現在父上の居る資料室に来ている。
父「うーん。まぁ、いいだろう」
百合「本当ですか!?」
父上にしては意外な答えが出たな。
火龍「いいのか!?」
父「まぁ、たまにはいいだろう。九条の一件もあるが、九条の件はこちらに任せて起きなさい。お前の力が必要になったら、また、手伝ってもらうから」
百合「!ありがとうございます!父上‼︎」
父上「いやいや」
百合「それでは、行ってまいります」
父上「いってらぁ〜」
そして、現在にさかのぼり京の都
雪「百合様のお父上はとても優しい方ですね」
泉「いや、お優しいというか娘に甘いというか何というか」
椿「な〜に、ブツブツ言ってるの?泉お兄様」
泉「っ、なんでもない」
椿「ふ〜ん」
火龍「お!着いたみたいだぞ」
百合「おお〜、なんという」
なんという、綺麗な都であろうか。
こんなに綺麗な場所は見たことがない。
火龍「百合って本当にここ初めてなんだな」
百合「お主らは一度きたことがあるのか?」
泉「一度どころか、何回もきたことがあるぞ。俺は」
雪「私だって、何回もきたことありますよ。京の都は随分と変わりましたねぇ」
百合「ヘェ〜、そうなのか。じゃあ、我は初めてだからみなのおすすめの場所を教えてもらいたいんだが」
雪「百合様、それでしたら、是非私に!」
火龍「いい場所なら俺も、知ってるぞ」
百合「いい場所?」
火龍「なぁー!い・ず・み・くん♪」
泉「なぜ、俺に…知らん。俺は知らん。一応、言っておくが火龍の紹介する場所には行かない方がいいぞ。一応忠告したからな!」
泉が我に忠告するほどの場所を火龍は紹介したのか?
百合「なぁ火龍そのいい場所とは一体どのようなところなのだ?」
火龍「あ、えっと、その。 (ゴニョゴニョ」
百合「あ?何言ってるか聞こえないぞ」
火龍「だ、だからここでは言えないって言ってるだろ!」
・
火龍「え?」
百合「火龍お前…ここでは言えない様な場所に我を行かそうとしていたのか?」
火龍「あ、いや、それは」
おおー、考えるだけで恐ろしい。
百合「雪、泉お前達の紹介する場所の方がどうやら安心できる様だ」
火龍「どういう意味だ!?」
百合「どういう意味って、そのままの意味だが?」
雪「百合様、こんな変態ほっといて行きましょう 」
火龍「へ、変態呼ばわり!?」
33人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:如月輝夜 | 作成日時:2016年9月16日 21時