第一章〜巫女の力〜 ページ5
『お前を殺すためだよ』
『お前が憎い』
『憎い、憎い、憎い‼︎』
百合「は!」
バッ
百合「はぁ、はぁ」
雪「百合様!?」
火龍「どうした、百合だいしょぶか!?」
百合「あ、あぁ、大丈夫だ」
泉「本当に大丈夫なのか?ずっとうなされていたようだが?何かあったんじゃないのか?」
百合「ギクッ、はぁ〜泉ってさばれたくない時に限って鋭いよね」
泉「そうか?まぁ好きで鋭くなった訳じゃ無いが」
火龍「で?」
百合「で?って?」
火龍「チッ」
百合「あー!お主今、舌打ちしたな!頭領に向かってなんという」
火龍「お前がなかなか言わないのが悪いんだろうが」
百合「な、なによー!やるか〜!」
雪「こらこら、二人とも、落ち着いて」
椿「そうだよ。百合お姉様。こんな時は、深呼吸だよ。深呼吸」
百合「雪、椿、そうだな。こんな、馬鹿に構っている我が悪かったな」
火龍「ば、馬鹿とはなんだ!馬鹿とはー!」
泉「あー、はいはい。押さえて、押さえて。せっかく波が静まりかけてるのに君が呼び戻してどうすんの?」
百合「あ、そうだ。ところで、我はあの後どうなったのだ?」
火龍「切り替わりはやっ!」
百合「そうか?」
火龍/泉/雪/椿「絶対そう!」
そうかなぁ〜
火龍「お前はあの後力を使い過ぎて倒れたんだよ」
百合「倒れた!?」
雪「でも、気を失われただけでほんっとに良かったです。私、百合様にもしものことがあったらと」
百合「雪…ふあぁ!雪、そんなに我のことを心配していてくれたのか!我は嬉しいぞ‼︎」
雪「百合様!」
百合「雪!」
ぎゅー
泉「おい、お前達いい加減に離れろ」
百合「なんでだ?」
火龍「そんなものを見せつけられている俺たちの身にもなっでみろ」
百合「えぇ、じゃあ、椿は嫌い?」
椿「え?」
火龍「椿に話題を振るのはよせ」
百合「ちぇっ」
クラッ
百合「うっ」
雪「百合様!」
火龍「よっと。おいおい、大丈夫か?」
百合「あ、あぁ大丈夫だ。ちょっと頭がふらっとしただけだ」
泉「いや、それ、ダメなやつじゃないか?」
雪「百合様はお疲れのご様子ですね」
火龍「ま、ここ最近ずっと働きずめだったからな」
雪「久しぶりに休息をとってはいかがでしょう?」
百合「あーそれもいいな。ちょうど、人間の町の京の都とやらにも一度行ってみたいと思っていたしな」
百合「じゃあ、決まりですね」
椿「(*^◯^*)わーい。百合お姉様とお出かけだー」
【次回頭領ハメをはずす】
第二章〜頭領ハメをはずす前編〜→←第一章〜兄弟喧嘩と言うなの殺し合い〜
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作者名:如月輝夜 | 作成日時:2016年9月16日 21時