【赤司】2次元に恋をするのはダメですか！？

ｰ３３ｰ ページ35

『戻りました』



「おかえりなさい。A様、征十郎様」

メイドさんに挨拶をし、そのまま部屋に戻る。


征「･･････」



「･･･？」




後ろには、何も喋らない征くん。


部屋に戻ろうとしたが、このままお風呂に入ろう。



征「どこへ行く気だ」


『･･････』


征「A」


『トイレ。』


征「僕は部屋にいるから」


何も返事をせず、そのまま歩く。
嘘をついちゃいけないのは分かってるけど
こうでもしないとついてくるんだもん


パタンと部屋の扉が閉まる音がした。




「･･･A様？」



『あ、雅さん。』



どうやら二人の様子がおかしいことに気づいて、
こっそりついてきてたみたい。



「何かありましたか？」



『いえ、特に何もありません。

あ、あとで私のパジャマ等持ってきていただけませんか？このままお風呂入りたいので』



「･･･かしこまりました」




雅さんまで巻き込むのはあれだからね･･･


風呂に着く、周囲を注意深く確認する

よかった･･･まだ征くんにはバレてない。
多分雅さんが部屋に行ったらバレるだろうけど･･･



『でも、征くんが悪いんだもん』



あんな冗談言うのが悪いんだもん
でも、さすがに私もやりすぎたかな･･･

これで嫌われたらどうしよう･･･


『考えるのやめよう･･･』


とにかく今は落ち着こう･･･

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