【赤司】2次元に恋をするのはダメですか！？

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｢今日のお弁当の献立は･･･｣


雅さんにざっと説明され、担当を分けた。
手もしっかり洗い、ビニール手袋をつける

食中毒対策らしい
髪も入らないように、変な被り物をする



｢A様はお料理は得意ですか？｣



『得意というか･･･慣れちゃいましたね』


ずっと独りでやって来たから･･･

いけないいけない。思い出しちゃダメ。



｢なら、安心ですね。手始めに卵焼き作ってもらいましょうか。｣



『征くんは、味付けだし巻き玉子か甘い卵焼きどっちが好きなんですか？』



あの感じだとだし巻き玉子ーって感じがするけど



｢征十郎様は、どちらもお好きですが･･･
甘い卵焼きの方がいいと思いますよ｣



『分かりました！』



卵を3つ使い、甘すぎない程度にお砂糖をいれる
よく混ぜ、専用のフライパンに半分いれる



隣で、雅さんはブロッコリーを茹でてる



『あの･･･雅さん』




｢どうされましたか？｣




『ここに来たのは、征くんが何歳の頃ですか？』




｢たしか･･･中学入ってまもない頃でしたね

私の家系は皆赤司家の使用人として働くようにされていたんですよ。
私の母は体が弱く･･･祖母がここの使用人だったのですが亡くなり、その時私がここへ入りました。｣



『色々あるんですね･･･』




使用人って仕事も大変そう
卵焼きを焦がさぬよう、丁寧に焼き上げる
残りの溶き卵もいれる




｢そうですね。でも、比較的落ち着いてるので･･･

と言っても、お掃除や移動は大変ですよ (苦笑｣




そりゃそうだ･･･
別宅なのにここまで広ければ･･･大変だよね･･･



『焼けました。』


フライパンから皿に出す
我ながら上出来だと思う( ¯﹀¯ )←



｢とても美味しそうで･･･少し、味見してもよろしいでしょうか？？｣


『もちろん！』


均等に切り分け、1つパクッと食べる


｢！！ もしかしたら私たちよりお料理得意なのではないでしょうか･･･？？すごく美味しいですよ！｣



『ホントですか？？』


メイドさんに褒められると、なんだか嬉しいなぁ･･･/////



｢征十郎様も喜んでくれると思いますよ｣




『だと嬉しいですね･･･ (微笑』

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