【赤司】2次元に恋をするのはダメですか！？

ｰ２１ｰ ページ23

『ん･･･』



母｢どうして浮気なんてするのよ！！｣


父｢お前だって、仕事で知り合ったほかの男遊んでんじゃねえかよ！！｣


ああ、これはあの日のこと･･･
どうやら夢のようだ

母｢それはあなたがっ･･･｣


父は小さい頃は母や私にも暴力を振るった
母はそれが嫌で男と酒に逃げた。


父が無理矢理に母と行為をし、
その際私が出来てしまって、母が父に結婚しないと警察に出すと脅して結婚した。


『私が産まれなきゃ、こうはならなかったのかな』



征｢･･･した･･･？｣



『私は要らない子･･･なのかな』



征｢･･･い？？だい･･････か？｣




目を覚ますと、心配そうな顔をした征くんがいた



『おはよ･･･』




征｢ずいぶんとうなされてたが･･･悪い夢でも見たか？｣


『うん･･･昔のことが夢に出てきたの



私が産まれなきゃ、あの人達はこうはならなかったのかなって･･･』



征｢好きでもない両親の事を心配してどうする。

今の支えは僕だろう？｣



ギュッと抱きしめてくれる
征くんと居るとすごく安心できる


でも、どうしてそんな辛そうな顔をするの？




征｢ところで、Aの名付け親は誰なんだ？｣




『お婆ちゃんだよ。私が2歳の頃に亡くなった』




あまり覚えてはないけど、傷が増える度に
両親に叱ってくれた。




征｢そうか･･･それなら安心した。

じゃあ僕は部活に行ってくる｣




『いってらっしゃい。』




征｢ああ、外に出るならメイドと必ず出るように｣





頭を撫でた後、部屋をあとにした。





『征くんの為にも、早くあの人達のこと忘れよう。』

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