無痛症系美少女の恋心*心が痛いと感じたの* (ページ30)

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可愛いものどうし　ページ30

「結局落としてんじゃん」

ケーキを頬張りながら霧野は言った。零してはないもん。しかもAのケーキの上の苺取るし

「苺とんないでよ」

「ん。」

ふい、と苺を加えながら唇に押しつける。口移しというものか、甘酸っぱい奴め。

「どーも。」

「これがしたかっただけー」

苺を噛むと甘くて少し酸っぱい味が広がった、なんて感想は全くないよ。だって味が分かんないんだもん。
でもね、美味しいよ。

「美味し」

「そりゃよかった」

もう二つ目のケーキに突入している霧野。甘いものが好きなんだと初めて知った。確かに霧野には苺とか可愛いものが似合うけど

「A？」

ボーっと考えてると霧野の顔が目の前まで来てて吃驚した。その綺麗な顔は徐々に青ざめていくのが分かる

「どうしたの？お腹痛い？」

「違ぇよ。お前・・・」

言葉を区切りAの口元へ手を添える。何をしてるのか分からないけど心配そうな顔だった

「口、開けろ」

「何で？」

「いいから早く開けろ・・・！」

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なんと、ご姉妹でこの小説を見てくれる人がいる・・・とな？
感動しますた！！