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司の誓い ページ20

『二人が姿を見せたってことは・・・』








司の様子に気付いていないAはそのまま嵐に問う







「ええ、王さまたちがうまくやってくれたわ」



「これであのバカな家臣共も下手に婚約話なんて持ちかけないでしょ」








司に向けた笑顔とはまた違う笑顔で嵐と泉はAの頭を撫でる







『よかったです。ようやく肩の荷が下りました』








本当に安堵したようで一瞬Aの足元がふらつき、そのまま崩れ落ちる






「ちょっ!大丈夫?王女様」








咄嗟に嵐が支えるがAはそのまま起き上がれずにいた







『ご、ごめんなさい。ほっとしたら、少し力が抜けちゃって・・・』





「ったく、びっくりさせないでよね。・・・かさくん」








泉の声に一気に魂が戻ったのかピクッと司は覚醒する






「は、はい。」




司は起き上がれずにいるAの体を支え、そっと立たせる









「大丈夫ですかA様、なんなら自室に戻ってお休みになられては」




『・・・そうですね、今日は慣れないことがありましたし、少し休ませてもらいましょうか』








司の支える手をギュッと握りしめてAはなんとか踏ん張る







「あたしたちは先に王さまたちと合流するから」



「かさくん、手出したら承知しないからね★」






「わ、わかってますよ!」





そう言い、嵐と泉はその場を後にした








司はAを自室に連れていくとそのまま彼女をベットに寝かせた









(本当に、夢のような時間でした・・・)









司の手にはまだ彼女の温もりが残っていた



疲れたせいか、気付けば彼女はもうすっかり夢の中だ








「今日はありがとうございました、A様」




道に迷い、道を踏み外そうとしていた自分を彼女はまた引き戻してくれた









(これからも私はA様の騎士だ)








誓いを込め、司はAの髪の毛を一房すくうと優しくキスを落とした

レオの嫉妬→←終わりを告げる声



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御霊t(プロフ) - オスカーさん» コメントありがとうございます。参考にさせていただきます。続編は余裕があれば、明日くらいに更新しようかと考えておりますので待っていてください (2017年11月18日 17時) (レス) id: 290a03293f (このIDを非表示/違反報告)
オスカー - 短編集も読んで見たい気持ちですが、私的にはこちらの作品をいつも楽しみに待っているので、短編集はもう少し後にしてほしいです!続編楽しみです! (2017年11月18日 15時) (レス) id: 662403215f (このIDを非表示/違反報告)
御霊t(プロフ) - オスカーさん» コメントありがとうございます。わざわざ別の作品も見てくださり、嬉しいです。確かにせないずは最高ですよね。これからも更新頑張っていくので応援お願いします (2017年11月8日 22時) (レス) id: ab2fec6353 (このIDを非表示/違反報告)
オスカー - お話し(?)中失礼します。最初から読ませていただきました。その手をとって契約をの方も拝見しましたが、どちらもとても面白い作品ですね!私、せないず好きなのでこれからもどちらの更新も楽しみにしてます。 (2017年11月8日 22時) (レス) id: 662403215f (このIDを非表示/違反報告)
御霊t(プロフ) - *神*威*さん» そうだったんだびっくりしたーあの時はありがとうね。すごく励まされたよ( ^ω^ ) (2017年11月8日 20時) (レス) id: 290a03293f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:御霊t | 作成日時:2017年10月3日 21時

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