109話 ページ11
A視点
家入「後、背中は何回かまた怪我をすれば跡が残る
私だって治療は出来ても綺麗になくなる事も、完治出来ない物もある
特にAの場合はな
綺麗に治さないでいる所もあるけれど、あくまで無茶をしなければ簡単に治す事が出来る
勿論、治さないでいる所も無茶をせず安静にしていれば綺麗に治るし、完治も出来る様にしている
いいか?“無茶をしなければ”だ
無茶をすれば治せる物も治せなくなる
そこをちゃんと自分に言い聞かせとけ」
A「うっ……はい」
無茶をすれば……か……
まぁ、ずっと安静って言われてたしね……
家入「此処だと休まらないだろ
もう治療も終わった
今日は大人しく自分の部屋に戻って安静にしてるんだぞ?」
A「……はい」
今日ばかりはしょうがない……
それで五条先生と私は外に出た
でも、今日が交流会前で、五条先生と居るのは最後……
五条「さてと、急ぎ過ぎたから車置いてきちゃった
取りに行かないとな〜」
A「……すみません、私も連れて行ってもらえますか?」
やっぱり、いくら五条先生が居なくても明日があるからって悠長な事は言ってられない!
怪我なんか恐れてたら何も出来ない!
跡に残っても、皆んなを守れるならそれでいい!!
まだまだ知らなきゃならない事はたくさんある!
もっともっと、強くならないと!!
五条「!ククッ、うん、いいよ!」
A「!ありがとうございます!」
それで私は今度は担がれて向かった
〜天若家〜
五条「はい、到着!」
!はやっ!?
というか、毎回いつの間にか移動してるんだけど……
A「……どうやって移動してるんですか?」
五条「そうだね……
ま、簡単に言うと術式反転 蒼の応用だよ」
成る程……?
五条「ま!六眼が開眼したら分かるさ
それより、この小屋の中に歴史の奴ってホントに入ってるの?」
A「それは私が知りたいです」
でも、家の中を調べるのは危険だし……
白虎の言ってた通りに、コッチを調べるしかない
A「取り敢えず、片っ端から探してみます」
五条「まぁ、片っ端から探せば1個くらい見つかるでしょ
僕も探すよ
あの、読めない文字で書かれたら解読出来ないけど、何も全部があの文字で書かれてる訳じゃないっぽい
読める字くらいなら僕でもどうにか出来る」
A「!ありがとうございます!」
それで私達はさっき読んだ奴以外の小屋の書物を片っ端から読み漁り始めた
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