93話 ページ44
NO視点
アルミン「な、何故?」
ヤガラ「何故って、普通に考えてみろ。この腕と足を回収したのは良いが、これが欲しいのはAであって俺ではない。だから、どうせなら一緒に行くって事だ」
アルミン「成る程……」
それから準備をして、エルヴィン達が壁の上を走って来た
ミカサ「………来た!」
アルミン「壁の上を馬で駆けてくるとは……」
ヒストリア「確かに、1番早い」
アルミン「………クリスタ、やっぱり、君には残ってほしいんだけど……」
ヒストリア「何度も言ってるけど、それは無理。ユミルが拐われたのに、此処で待つ何て出来ない。2人には分かる筈でしょ?」
コニー「クリスタの言う通りだぜ、アルミン。俺達には奴等を追い掛ける理由が多過ぎだろ。俺はまだ信じられねぇからよ。ライナーもベルトルトも敵だった何て、奴等の口から直接聞くまでは!」
エルヴィン「よし、リフトを下ろせ!」
モブリット「はい!」
ガシッ!
モブリット「は、ハンジさん!?」
起きれないハンジがモブリットの足を掴んだ
ハンジ「モブリット……ち、地図を………」
それで地図を広げて調査兵の動ける兵士全員集まった(ヤガラも)
ハンジ「此処に小規模だが巨大樹の森がある。そこを目指すべきだ。まぁ、鎧の巨人の足跡は隠しようがないけど、多分、彼等は此処に向かいたいだろう」
エルヴィン「何故だ?」
ハンジ「賭けだけど、巨人化の力があっても、壁外じゃ他の巨人の脅威に晒されるようだし、あれだけ戦った後だから、エレン程じゃなくても、えらく消耗してるんじゃないか?アニも寝込んで居たらしいよ。彼等の目的地をウォール・マリアの向こう側だと仮定しようか、さらに、その長大な距離を渡り、進む体力がないと仮定しよう。何処か、巨人の手の届かない所で休みたいと思うんじゃないか?巨人が動かなくなる夜まで!」
ヤガラ「それは正解だ………」
エルヴィン「!いつからそこに?確か、Aと一緒に壁外調査に行った鳥だよね?」
ヤガラ「あぁ、そして、また俺を呼び出した。此奴を拾わせる為にな……」
それで義腕と義足を出した
ヤガラ「拾ったもんは拾ったからな。後はAに届けるだけだから、お前達と同行する」
ハンジ「それは構わないと思うけど、何でそこだと分かるんだい?」
ヤガラ「俺とA………いや、俺達とAは繋がっている。だから、Aが見たものは俺達が見た様なものになるし、俺達が見たものはAが見た様な事となる。つまり、Aの居場所も直ぐに分かるって事だ」
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作者名:りん松 | 作成日時:2019年6月11日 18時