92話 ページ43
NO視点
アルミン「巨人と町の餓鬼大将じゃ背の高さが違い過ぎるよ……」
ハンネス「あぁ、しっかし、あの馬鹿はろくに喧嘩も強くない癖に、相手が3人だろうと、5人だろうと御構い無しに突っ込んで行ったよな。そんでミカサや兵士に止められる時はもう、ボロボロだ………ただな、勝った所は辻つ見た事ねぇが、負けて降参した所も見た事が無かった……彼奴は時々、俺でもおっかねぇって思うぐれぇ執念が強え。何度倒されても何度でも起き上がる。そんな奴が、ただ大人しく連れ去られるだけと思うか？いいや！力の限り暴れまくる筈だ！まして、敵はたったの2人だ！相手が誰だあろうと手こずられさせる！俺やお前等が来るまでな！エレンは何時もそうだろ！？………俺はあの日常が好きだ………エレンに言わせりゃあそんなもんまやかしの平和だったかもしれんが、やっぱり俺は……役立たずの飲んだくれ兵士ってだけで十分だ。あの何でもない日常を取り戻す為だったら、俺は何でもする。どんだけ時間がかかってもな……！俺も行くぞ！お前等3人が揃ってないと、俺の日常は戻らねぇからな！」
？「エレンもAと似たようなものか……」
ハンネス「！誰だ！！」
アルミン「！あの鳥は……！！確か、壁外調査の時にAが乗っていた……」
ヤガラ「俺はヤガラだ………」
それでヤガラは壁の上に着地した
アルミン「いつから居たの？」
ヤガラ「Aが気を失う間際だな」
ミカサ「そんな前から！？……なら、何故、Aを追わなかったの？」
ヤガラ「勘違いするなよ？Aが呼び出したのは自分を助ける為じゃない。自分の形見を見つける為だ」
アルミン「形見？」
ヤガラ「あぁ……Aには、今左腕と左足がない……」
ミカサ「左腕、左足が！？」
アルミン「だけど！僕達が見た時には！」
ヤガラ「そもそも、お前達と始めてあった時からAの左腕と左足は無くなってたんだよ。お前達が見てたのはAの義腕と義足だ。そして、それを自分で少し調整などをしているが、それでも、それはAにとっては形見なんだよ。だから、その腕と足の回収の為に俺は呼ばれた」
アルミン「義腕………だったんだ」
ヤガラ「あぁ、そして、さっきまで探して居たが、漸く見つかった」
それでAの義腕と義足を見せた
ミカサ「！本当に………Aは………」
ヤガラ「あぁ、彼奴が辿って来たのは…………そういう道だ………さてと、お前等、エレン達を助けるんだろ？」
ミカサ「言われなくても！」
ヤガラ「なら、俺も一緒に行かせてもらう」
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作者名：りん松 | 作成日時：2019年6月11日 18時
