これがまさしく腐れ縁。3

腐れ縁。

そう言ってしまえば私たちの関係は、簡単に表せるのかもしれない。

ただの幼馴染。

親同士仲が良くて、成り行きで出会い、成り行きで一緒にいた。

その縁を紡ごうと思って紡いだわけじゃないし、切ろうと思って切れなかったわけでもない。

この先だってなぜだかわからないけれど、漠然と、この縁が続くような気がする。

でも、命がけの日々を過ごして、それは絶対ではないこともわかっている。

だから、っていうわけじゃない。

そうじゃなくても、私はこう思うはず。

もう少し、腐れ縁のその先へ———。

あと一歩…いや、三歩くらい。

さて、この思いどうやって貴方に伝えようか。執筆状態：連載中