94話 ページ45
NO視点
ヤガラ「そして、今、Aの居場所は巨大樹の森だ。Aがそこまで計算して俺を呼んだか知らないが、俺は1度あの森に入った事がある」
ハンジ「あ、あぁ……あの時にAと君が用意してくれてたから覚えてるのは当たり前か………」
ヤガラ「だから、あの森にAが居ると分かった。多分、他の奴等じゃ、森かどうかさえ分からないだろう。今、Aは、巨大樹の入って直ぐの所に居る。普通に考えたら林って答えになり、絶対に巨大樹の森か分からない」
ハンジ「つまり、Aが何処に居るか細かい位置が君には分かるって事だね?」
ヤガラ「あぁ、今現在、巨大樹を目指す方向から行けば、早く見つかる筈だ。それと、出来るだけ、煙弾は打つのを控えろ。それに気付かれる可能性がある」
エルヴィン「分かった。それじゃあ、作戦開始の合図だけ、煙弾を打つ。それ以外は出来るだけ煙弾を打つな。良いな?」
調査兵団「「「了解!!」」」
ハンジ「エレン達の所を夜までに辿り着けば、まだ間に合うかもしれない!夜までに辿り着けなければ、君が居ても、間に合わない!だから、夜までだ!」
エルヴィン「行くぞ!!」
それで馬に乗り、エレン達が居る所に向かった
エルヴィン「展開せよ!索敵陣形を取る!!」
それで作戦通りに、調査兵団、駐屯兵団、憲兵団の兵士でエレン、ユミル、Aの奪還作戦が開始した
〜一方その頃〜
A視点
ん………此処は?
ベルトルト「A?………よ、良かった!目が覚めて!!」
ベル君?………
ベルトルト「A………その、ごめん。僕の所為で左の腕と足がなくなってしまって………」
あ………そういえばそうだった………
腕と足が取れたのが気を失う前に分かったから咄嗟にヤガラを呼び出したんだった………
ヤガラなら調査兵団の人達が大体知ってるから、敵とは思わない筈………
それに、あれは……私でメンテナンスとかしてるけど………
お兄ちゃんが初めてくれた………形見なんだ………
だから、失くしたくは無いんだ………
ベルトルト「A?大丈夫かい?」
A「大丈夫………」
ユミル「なぁ、ライナー!Aとエレンが起きたら話すって言ってたよな?アンタ達はこれから私等をどうするつもりなんだ?」
ライナー「……俺達の故郷に来てもらう。大人しくしろって言って大人しくしない事は分かってる。だが、ユミルの言う通り、此処は巨人の巣窟だ。此処で俺等が殺し合った所で他の巨人に食われるだけだ!つまり、巨人が動かなくなる夜まで此処に居るしか無いのさ」
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作者名:りん松 | 作成日時:2019年6月11日 18時