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ネム副隊長の言葉により現状の現世の魂魄の喪失具合とマッチがすると感じる。
今までは尸魂界に来る前や地獄に行く前に魂魄が消えていたが生きている状況で消える実態は本当に現状と酷似している。

「元々、バウントの間に死んだ人間の魂魄以外を吸収してはならないと所謂掟が存在していました。ですがこの事件後一時的に生体の魂魄を吸収し続けたことが魂魄の総量の減少などが…」
「余計なことをまで言うんじゃない」

やはり、現世で突然生者の魂魄が消えていたのはそういうことだったのかと理解をした。 機械のバグかと思っていたが実際に起きていたことだったのかと納得がいった。

「その後、どうなったんだ」
「知らないねェ、だが彼らはなにか大きな動きをする時生きどく戒めを犯して人間を襲う。さらに、その為には何故か彼らはある特定の滅却師を必要とする。今現世で起きていることがこの古い時とどれほど進行しているのかそれは分からない。
ただこれだけは確かだヨ。バウント達はこれから本格的に人間を襲い始める。生きている人間ネ」

涅隊長の言葉に尚更緊張感が高まる。
護挺とは言うものの僕らが守らないとならないのは現世も同じ。
尚のこと僕ら自身も現世に行かなければならないと思いながらそっと自身の刀を見ていた。

22.副隊長への願い→←21.昔の記録



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作者名:しろねこのみみ | 作成日時:2023年11月21日 23時

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