霧崎第一高校の(名前) ページ2
その頃、霧崎第一高校では
先生「さて、本日の試験だが簡単な復習問題だ」
花宮「簡単な…復習…」
花宮の姿のAはパァっと笑顔になる
先生「それじゃあ始め!!」
テスト用紙を裏返した花宮の姿のAは青ざめると震える
花宮「何…これ…」
花宮は机の上に項垂れる
花宮「全然分からないとかそんなレベルじゃない…まず問題は日本語を書いているのだろうか…日本語なのに何を書いてあるか分からない…」
先生「花宮…どうした。顔色悪いな」
花宮「…体調が悪くて…」
先生「そうか…じゃあ保健室で休め」
花宮「ぇ…でもテストが…」
先生「お前はどうせ満点だろう…心配しなくても大丈夫だ」
花宮「満点…(先生からの信頼すごい…青峰君なら仮病だろ!!って絶対逃がしてくれないと思う…)」
花宮は保健室に向かう
花宮「大体さぁ、分からなくて当然よね…だって花宮って2年生だもん…」
保健室に向かう途中で体育館の横を通りかかり足を止める
花宮「ここが霧崎第一高校の体育館」
花宮の足をスリスリと触る
花宮「ゲスだけどバスケは出来そうな体…足も、とてもいいコンディションに仕上げてあるし…卑怯な事しなくても勝てる試合できそうなのに…」
女子生徒「花宮君!!」
花宮「!?」
突然後から声をかけられ驚く
花宮「な、何…(ドキドキ…)」
女子生徒「体調大丈夫?私、保健委員だから一緒に行くね」
花宮「…大丈夫だよ!ごめんね心配かけちゃって(本当は具合悪いんじゃないから…)」
女子生徒「絶対具合悪いよ!!だって…保健室こっちじゃないもん…」
花宮「ぇ…!?」
女子生徒「それに花宮くんが具合悪いなんて珍しいし…一緒に保健室行けるなら…嬉しい」
花宮「え…あ、ありがとう」
女子生徒は赤くなると笑顔になる
花宮(この子…このゲス眉毛が好きなのかな…)
女子生徒「花宮くん毎日部活忙しそうだし…疲れが出たんだよきっと…今日は保健室の先生居ないから…ゆっくり休んでてね!!」
花宮「あ、うん」
(花宮って部活もちゃんとやってるんだ…)
女子生徒「少しだけど人気者の花宮くんと話せて…保健委員になって良かった!!」
花宮「あぁ…(花宮が…人気者!?)」
女子生徒「あ、具合悪いのに騒がしくてゴメンなさい…じゃあ私戻るね」
花宮「あ、ありがとう」
女子生徒はまた赤くなると走っていく
花宮「コイツ…」
保健室の鏡の前に立つとAは花宮の顔を見る
花宮「絶対、猫かぶってる!!」
そして保健室のベッドに横になる
続く お気に入り登録で更新チェックしよう!
最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している
←桐皇学園の花宮真
11人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:カルデナリン | 作成日時:2017年11月8日 1時