エメラルドはちゃん付けで呼ばない ページ37
「ったく……あのクソ野郎、何処にいるんだよっ……！」
一方その頃事務所の方は相変わらずの殺伐とした空気で、おそ松の居場所を特定するのに難航していた。
チョロ松も自分のスマホから電話してみるものの、全てに応答無し。
十四松もまだ戻って来ておらず、場にいる者の苛立ちは募るばかり。
「どっかで死んでんじゃない？」
「そうだったらどれだけ平和か」
「おそ松兄さん、GPS外してるとか…マジありえない。
こういう時の為のGPSなのに。ホンットありえない」
パソコンを操作しながらﾌﾞﾂﾌﾞﾂと呟くトド松。
トド松が言うように各兄弟皆、スマホや装備にGPSを取り付けているのだ。
これでもしもの時に居場所を特定したり出来るのだが、どうやらおそ松はそのGPSを取り外したらしい。
これにより明確な居場所を特定する事は出来ず、犬並みの嗅覚を持つ十四松の鼻だけが頼りとなっていた。
「…そういえば、カラ松は？」
ﾋﾟﾘﾋﾟﾘとした空気が漂っていたその時
ふと一松が思い出したかのように部屋を見渡して2人に尋ねた。
カラ松はこの頃Aの部屋に行ったのでいないのだが、3人は彼がいなくなった事に気付いていなかったらしい。
「さぁ？Aちゃんの所じゃ？」
「ああ、なるほど……流石イタ松」
「ていうかチョロ松兄さん、今��Aちゃん�瓩辰童世辰拭�」
「言ってないけど？」
「嘘つけっ？！今絶対言った！絶対言った！！
いつもは名前で呼ばないクセに！よりによってちゃん付け！？」
「いや、だから言ってないって。何言ってんの？
俺があの女の事ちゃん付けで呼ぶワケないじゃん？」
「いやいやいやいや言ったから！言ってたから完全にっ！！」
「………………言ってないけど」
「なんだ今のタメ？！なんでタメたの？！素直に吐けやっ！！
ね！言ってたよね一松兄さん！」
「えーと…」
「……猫缶5つ」
「言ってないケド？」
「買収はんたーーーーーーい！！！！」
こんな時にでも彼等は通常運転のようで、トド松は物凄い形相でチョロ松と一松を睨みつける。
しかしそんなトド松を横目にチョロ松と一松は顔を見合わせ、お互い無言で親指を立て、頷き合った。
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＊IJu＊(プロフ) - 腐女子さん» コメントありがとうございます！そう言って頂けてうれしいです…！更新頑張ります〜(*´∀｀) (2018年4月11日 1時) (
レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
腐女子 - 面白かったです！更新お待ちしてます！ (2018年4月8日 0時) (レス) id: 9891d1bd62 (このIDを非表示/違反報告)
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