冷静 ページ46
貴方side
千鶴の声のする方に向かったけど、あいにく部屋が多すぎてどこにいるかわからない。
千鶴が山南さんの名前をあんな風に叫んでいるってことは・・・・・・
もう手遅れだったのかもしれない。
貴「くそっ！！！！」
俺は部屋の壁を思い切り叩いた。
ただ壁の鈍い音が部屋に反響しただけだった。
雪「やめてください・・・お願い、やめて！！！！！」
！！！！！！！！
近い・・・どこだ？どこにいる！？
廊下に出て目の前の部屋の戸を開いたとき。
貴「千鶴！！！！！！！！」
案の定、山南さんは白い髪に、うすら赤い瞳。
千鶴の小太刀の刃を素手で握って己を刺し殺すつもりだ。
ああ・・・・・・間に合わなかったんだ。
俺が思い浮かんだのはそれだけ。
あとは自分でも恐ろしくなるくらいにまで冷静だった。
刹那にして山南さんとの距離を詰め、刀の柄を腹に立てて気絶させた。
その頃になってやっと、後を追いかけてきた幹部の足音が響く。
土「山南さん！！！！・・・・・・・・・」
幹部たちは俺に体をあずけたまま気絶している山南さんを見て全てを悟ったようだ。
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麒麟 - 花園ノエルさん！コメントありがとうございます☆これからも更新していくのでお願いします（^人^） (2015年10月11日 17時) (
レス) id: 5d7bbb9251 (このIDを非表示/違反報告)
花園ノエル - 更新頑張って下さい♪ (2015年7月8日 18時) (レス) id: dd53555f51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麒麟 | 作成日時：2015年5月12日 20時
