夜を待つ ページ40
屯所についた・・・・・・というものの一や隊士たちを置いて一人で帰ってきたなんて言えない。
いや、言わなくても怪しがられるか・・・
でも、今日はどうしても一人きりにならなくちゃいけないんだ。
この数ヶ月の間、幹部は揃いも揃って俺を山南さんに近づけまいと監視を続けている。
よくもまあ、こんなにも辛抱が続くもんだ、と最初は感嘆の気持ちすらあったがもうそんなことは言ってられない。
最近、山南さんが薬の開発にしゃむにになっている、らしい。また、使うつもりなんだ。
みんなだって薄々気づいてるはずなのに野放しにして・・・・・・どういうつもりなんだ！？
仲間が、山南さんが羅刹になってもいいっていうのかよ！
剣客として使えないなら変若水に手を出させるほど、新選組ってカナシイとこなのか！？
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仕方ないから、今夜俺が山南さんを停めに行く。
今までの様子から考えると、幹部は3日ゴトに交代ごうたいで監視をつけている。
そして今日の監視役は平助。それも今日は監視の三日目。そろそろ疲れている頃だ。
正面突破するには今日しかない。
平助には悪いが、今の俺の体で唯一まともに戦えそうなのは平助だけなんだ・・・
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俺は誰の目にも留まらぬように自室に戻り、夜を待った。
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麒麟 - 花園ノエルさん！コメントありがとうございます☆これからも更新していくのでお願いします（^人^） (2015年10月11日 17時) (
レス) id: 5d7bbb9251 (このIDを非表示/違反報告)
花園ノエル - 更新頑張って下さい♪ (2015年7月8日 18時) (レス) id: dd53555f51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麒麟 | 作成日時：2015年5月12日 20時
