早口熱血漢×武闘派少女ってアリ？【早川充洋】

６**だって好きだったんだもん//** ページ6

「「ええええええっ!?バスケ部のマネージャーすることになったあ!?」」

泉「うん・・・(´；ω；｀)」


引き受けて教室に戻って２人の友人に話すと思った通りの反応が帰ってきた。

まあ、当然ちゃ当然なんだが・


「なんでそんなに嫌そうなのよ!!キセリョだよ!?キ・セ・リョ!!あの黄瀬涼太の部活を間近で見れるだなんて羨ましすぎるわよ!!」


なんていう、典型的なキセリョのファンのさっぱりお姉さん、日向 輝(ﾋｭｳｶﾞ ﾋｶﾘ)。

他校に双子のお兄さんがいるらしい。向日葵のように輝く黄色の目の黒髪美人だ。


「泉ちゃん、嫌なの？」


それとは対照的なほんわか少女、枝垂 桜(ｼﾀﾞﾚ ｻｸﾗ)。同じくキセリョのファン。

茶色のふわふわ髪に桜色の目をした癒し系少女だ。


そんなキセリョファンの２人からしたらバスケ部のマネージャーなんて喉から手が出るほど羨ましいポジなのだ。

ただ、男バスのマネージャーは応募が殺到するため、取っていない。

なのに、私がなった。そんなわけで、最近女子からの視線が半端ない。



泉「嫌だよ、そんなの!!夏休み減っちゃうし、マネージャーとかメンドイし〜」

輝「そんな羨ましいポジ取っといて、嫌味？」

桜「まあまあ、輝ちゃん;でも、嫌なら断ればよかったのに・・・。」


泉「そ、それは・・・///」

うー、だってあんな顔されたら・・・///


桜「泉ちゃん・・・？」

輝「はは〜ん。なるほど・・・」





「中村君ね。」





泉「ち、違っ・・・違うよっ///」



私は必死に否定する。

ああああああっ、ちくしょおおおお!!輝、なんでそういうこと言うの!?

自分の顔が赤くなっていくのがわかる。



輝「そんなに否定しなくても・・・;」

桜「そっかぁ、泉ちゃん、中村君のこと好きだったもんね。」



ガハッ・・・

桜、あんた可愛い顔してホントストレートに言うよなぁ・・・。



泉「昔の話でしょっ///もう忘れようよ!!」

輝「いや、元に泉が一番意識してるでしょうが;」

泉「そ、そんなことないもん///」




・・・だって、弱いんです。

近くにいたのが早川だったから、静かでクールな男の子に・・・。


好きだったんです。


去年同じクラスだったけど、大体私と中村がいるところには早川もいて、すごく迷惑そうだった。

２年にクラスが別れて、もうそれっきりだと思ってた。

・・・なのに、久しぶりに会ってあんな顔されたら・・・



泉「・・・断れないよ///」

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