早口熱血漢×武闘派少女ってアリ？【早川充洋】

37**Let's enjoy!!** ページ37

中村「うまく行ってるみたいだな。」

泉「だね。陽和先輩可愛い〜☆」

早川「……あの浴衣どこかで……?」


あっ、笠松先輩ぶつかりそうになったのカバーした。

あーあ、思わず抱き寄せって真っ赤ww陽和先輩もww

おー、手繋いだ。『危ないから繋いでろ』とか……?


中村「心配なさそうだな。」

泉「そうかな?」

早川「ああああああああっ!!思い出した!!」

泉「ちょ、早川五月蝿い!!何よー。」




早川「あの浴衣、泉がなかむ(ら)のためn((ゴフッ」




私の足が早川の顎にクリーンヒット。

たっく、こいつは……///


中村「え?俺が……何??」

泉「ききき気にしないで!!はは早川がまたいつものアホなこと言い出しただけだからっ!!」

早川「ひでぇ……でもあの浴衣は」

泉「は〜や〜か〜わ〜、それ以上喋んなぁっ!!!」

早川「ぼ、ぼう(りょ)く反対!!そ(れ)よ(り)キャプテン!!」



私が前を向くと目の前にそれらしき2人はどこにも見当たらなかった。



泉「あーあ、見失っちゃった…。」

中村「まぁ、あの様子なら大丈夫だろう。」

早川「キャプテンな(ら)大丈夫だ!!キャプテンは(り)っぱな人だか(ら)な!!」

泉「そりゃ、バスケでは偉いだろうけど……」



ドンッ…………ドンッ…………




泉「あ、花火……」




真っ黒な空のキャンバスに幾つもの大輪の花が描かれた。

まぁ、夏祭りなんだから、花火の1つや2つ当たり前なんだけど……。

あーあ。本当の予定は、この花火をあの浴衣を着て中村の横で見る予定だったんだけどなぁ…。




泉「はぁー」

早川「そう落ち込むな泉!!尾行が趣味だなんて悪趣味だぞ!!」

いや、そうじゃなくて……

中村「まぁ、見失っちゃったんならしょうがないし、俺らも祭り楽しむか。」



と片手を取る中村。



早川「そうだなー。お(れ)わたあめ食いたい!!」



早川も反対の手を取る。




あれれ?

気がつけば、私は2人に引っ張られる形となっていた。




中村「俺はりんご飴がいい。」

早川「えー、わたあめがいい!!」




少し顔を上げれば、早川と中村が言い合っている。

りんご飴やらわたあめやら……でも2人を見てるとなーんか落ち着くな……


中村「浦城はどっちがいい?」

早川「わたあめだよな、泉!!」

泉「私は……」





「……両方!!」





2人は驚いて目を丸くしている。


でも別にいい。


花火は未だ空を照らしている。







たまには、こんな日もいいよね?

＿φ(￣ー￣ )→←36**ナイスっ!!**

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