早口熱血漢×武闘派少女ってアリ？【早川充洋】

28**幸せです** ページ28

泉「ありがとね、中村。」

中村「いいって。それに1人で運ぶの大変だろ?」

泉「へ、あ、うん;」



50人近くの量のカレーとサラダを作るという偉業を成し遂げた私は、只今医務室に笠松先輩と蒼井先輩の分を運んでます。

そして、それを中村が手伝ってくれてるんですよぉー(≧∇≦)



『運ぶよ。浦城も倒れたら困るから。』



……ってカッコよくない!?もう、何あれ執事?紳士?

ヤバイ〜思い出しただけで頬が綻ぶ〜(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))

超優し〜ヾ(＠⌒ー⌒＠)ノ

あー、でも……






……別に1人で運べれたけどね;






普段朝人と美夜も手伝ってくれないから、いつも1人でテーブルまで運んでるし;

てか、練習後に疲れてる選手を使う私って……



泉「……マネージャー失格?」

中村「!?いきなりどうしたんだ!?」


ヤバイ〜!!独り言のつもりだったのに中村に聞こえちゃった;



泉「えーと、気にしないで!!ちょっとした戯言?タラレバ?が漏れただけだから///」

中村「そうか?」




あー、なんであんなこと言っちゃたんだ、私!!

中村見なよ!!超困ってんじゃん!

私のバカバカ!



中村「……浦城。」

泉「はいっ、なんでひょう///」




「浦城はマネージャー失格なんかじゃない。」





え?





中村「普通はさ、無理矢理マネージャーなんて押し付けられたら、怒ると思うんだ。

……でも浦城は言われたことに何の文句も言わずにやってる。

それってすごいと思うんだ。」


泉「そ、そうかな……?」


中村「ああ。……それと、ごめんな。成り行きとはいえ、マネージャー頼んで。」


泉「なんで中村が謝るのよ〜。別にもう気にしてないよー!」


中村「でも、浦城も忙しいのに」



泉「あのね……私最近楽しいんだ。

今まで部活とか面倒臭いなぁー、って思ってたんだけど……。

海常バスケ部に入って、いろいろやってくうちになんか楽しくなっちゃったんだよねー。」



朝から夕方まで、バスケ三昧。

朝早くから、早川の全速力の自転車に付き合って、

蒼井先輩とお仕事して、

授業聞いて、お昼に弁当食べながらミーティングして、

放課後みんなの様子見て……


そんな忙しい毎日。

なのに楽しいと思える。

きっとそれは……




好きな人をいつも見えるから。





中村「……ありがとな、浦城。やっぱり浦城に頼んで正解だった。」



泉「こっちこそ、ありがとう。おかげで自信がでた。」

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