早口熱血漢×武闘派少女ってアリ？【早川充洋】

21**コイツのせいです!!** ページ21

早川「泉急げ!!キャプテンにシバか(れ)る!!」

泉「・・・誰のせいで」

早川「ん？」

泉「誰のせいで遅刻してると思ってるのよぉおおおおっ!!」


現在、私は大きな荷物を肩から提げて、自転車を爆走中。


集合時間６：３０。現在６：２５。

自宅から学校まで自転車で、約３０分。

そして私が家出たのが、６：１５。

完全遅刻。そもそも、どうして遅刻しているのかと言えば

泉「あんた、昨日は７時って言ってたじゃない!!」


早川の伝言ミスだった。


早川「泉に鳩尾蹴(ら)(れ)て、思考が途切(れ)て間違えて伝えたって言った(ろ)!!」

泉「帰るときに散々『7時だぞ!?忘れるな!?』って言ったの誰よ!!
てか、朝に連絡来たってコトは、中村に目覚ましコール頼んでそのとき知ったんでしょ？」

早川「なんでそこまで分か(る)んだ!?泉エスパー!?」

泉「やっぱり!!始めっからあんたの伝言ミスじゃない!!」

早川「あ、ば(れ)た；」


そんなこと言い合ってるうちに６：２９になった。

学校が見えてきた。間に合え!!


校門を抜けると、もう皆バスに乗り込んでいて、いるのは笠松先輩と蒼井先輩だけだ。

キ――ィといい音を立てて自転車を止める。


早川「ゼェ・・ハァ・・・おはようごｚ「早川あああああっ!!＋蹴」


がっしゃーん、といい音を立てて早川が笠松先輩の蹴りによって自転車ごと倒れる。

笠松「・・・おい、早川。てめぇはいつになったら学習すんだ？去年も俺は言ったよな？海常は」

早川「さ、三十分前行動っす・・・。」

笠松「おー、覚えてんじゃねーか。んで、今の時間は？」

早川「・・・(ﾀﾞﾗﾀﾞﾗﾀﾞﾗ…」←尋常じゃない汗の量

笠松「ん？行ってみろや＾＾」

早川「・・(ろ)、(ろ)くじ・・・」

笠松「6時＾＾？」

早川「・・・さ、さんじゅう・・いっぷん・・す・・」

笠松「＾＾」

早川「・・・(ﾀﾞﾗﾀﾞﾗﾀﾞﾗ…」


笠松「完全遅刻じゃねーかっっ!!＋蹴り」


早川「すんませーんっ!!」


う、うわぁ・・・；

離れたところで私は呆然と見ていた。

「浦城さん。」

名前を呼ばれて振り返る。


ガコン★


そしたら頭にすごい激痛が走った

泉「蒼井先輩・・・痛いです(涙」

陽和「当たり前でしょ。結構分厚いんだから。」

手に持った分厚いファイルを見ながら蒼井先輩は言う。どうやら背表紙で叩かれたらしい。

陽和「次はこっちだから。」

と、ファイルの角を指す先輩。


もう二度と遅刻すまい・・・。

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