【4月】幼馴染み ページ2
皿洗いが終わり庭に出て洗い終わったばかりの洗濯物を干す
「結構きれいに落ちたな……｡もう少し残るかと思ってた」
圧倒的に兄の方が多い洗濯物だが､私と兄の分だけなのですぐに終わる
かごを持って中に入ろうとしたら隣の家から声をかけられた
ｸﾞﾘﾑｼﾞｮｰ「おい」
「……おはよう」
声をかけてきたのは隣の家に住む幼稚園からの幼馴染みだった
もう昼になるがこの男なら気にしないだろう
ｸﾞﾘﾑｼﾞｮｰ「おう｡…お前…今…暇か？」
「………｡このあと掃除機かけて､それから…は､夕方になるまで暇」
ｸﾞﾘﾑｼﾞｮｰ「そうかよ｡じゃあ終わったら着替えてうちに来い｡出掛けんぞ」
そう言うだけ言って家に入った幼馴染みは､きっと今頃ニヤニヤしておばさんたちに気持ち悪いだの言われていることだろう
………やっぱり｡
『うるせぇクソババァ！！』なんて声が聞こえてきた
近所「あらあら､彼処の子は相変わらずねぇ？Aちゃん」
「あ､おはようございます｡あー…そうですね｡まぁ元気なのは良いことですよ」
近所「そうねぇ｡元気なのはいいことよね｡あ､今日お兄さんは？」
「学校です｡私ももうすぐ高校なのでそろそろ準備しなきゃいけないんですよね」
近所「あら､もうそんな年かしら｡Aちゃんも大きくなったわねぇ…
何処に行くんだったかしら」
「兄の通っている学校の隣にある所です｡色々都合がいいので兄と同じで良かったんですが兄が絶対駄目だ､と」
近所「相変わらず妹思いのいいお兄さんねぇ｡Aちゃんもしっかりしてるし」
「ありがとうございます」
近所「私もAちゃんみたいな子供が欲しかったわ〜…
あ､そろそろ行くわね？話に付き合ってくれてありがとうね！」
「いいえ､こちらこそ」
ご近所さんが手を降って離れていくのを見届けてから中へ入る
すぐ掃除機かけなきゃまたピンポン連打されるな……
両親と四人でいても少し広いこの家は二人だと尚更広く見える
しかも今は家には私一人だ
だからといって､もう慣れたのでどうと言うことはないのだが
その豪邸までとは言わずとも広い家の掃除を終え､すぐに着替える
兄は見かけによらずセンスが良く､たまに服を買ってきてくれる
まぁ私が中々自分で服を買おうとしないからだろうが……
因みに私のクローゼットの中には兄が買ってきてくれた物や母が買ってくれた物が殆どだ
さて､余談はここまでにして､待ちくたびれているであろう幼馴染みの元へ向かいますか
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ハロルド - 理吉の様子がでんてーでんてーってポケモンが進化するかのように自分の頭の中で再生された(笑) (2019年5月19日 23時) (
レス) id: 0c915b1043 (このIDを非表示/違反報告)
無名(プロフ) - 杏*あんず*さんの言うように私もこういうの初めてです!面白いです!応援してます(≧∀≦) (2018年8月7日 0時) (レス) id: e81ecd9046 (このIDを非表示/違反報告)
杏*あんず*(プロフ) - これはこれで結構面白い(´ ` *)こういう系統の物は見たことがないので、新鮮で良かったです！更新、頑張ってください！ (2018年2月6日 1時) (レス) id: 0204269a3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：南国果実頭 | 作成日時：2017年6月6日 18時
