105話 真犯人登場 ページ7
モノクマ「それより、誰がクロなのか早く決めてくれないかな？
ボクが飽きたら時間切れになっちゃうんだよ？」
狛枝「わかったよ…そろそろバトンタッチしろって言うんだろ？」
ソニア「バ、バトンタッチ？」
小白「やっと本物の登場かな？」
狛枝「うん、ボクみたいな偽物じゃなくて、”本物の犯人”にご登場願おうかな！」
弐大「墳ッ…どうせお前さんが犯人なんじゃろう？」
狛枝「そう思うなら…それでも構わないよ。
ボクはどんな結論でも受け入れるつもりだよ。
超高校級のみんなが納得して出した結論ならね。」
小白「ぼくとしては…その結論は困るな…」
日向「…」
小白「日向くん、よく考えてね！
いままで出た証拠を元に考えれば自ずと答えは見えてくるはずだからさ。
君なら大丈夫だよ…」
そして…しばらくの沈黙の後日向くんは口を開いた。
日向「花村…もしかしてお前なんじゃないか？」
花村「えっ、何っ！？なんの話っ！？」
小泉「は、花村が犯人って…そうなのっ！？」
花村「な、何言ってんのさ！そんな訳ないじゃん！」
日向「もちろん今のは単なる俺の”推理”だ…だから…反論があるならいくらでも言ってくれ。」
花村「は、反論も何も…どうしてぼくが犯人扱いされなくちゃいけないのさ…」
日向「だって…明かりに使われたカセットコンロは、厨房にあった物なんだぞ。」
花村「そ、そんな理由だけで犯人扱いされるの！？
そんなの横暴だって！
酷いよ酷いよ！酷過ぎるやいっ！！」
狛枝「あぁ…花村クン…そんな態度はキミらしくないな。
超高校級の料理人という素晴らしい才能を持つキミがそんな風に取り乱すなんてさ…」
小白「ホント…呆れて言葉も出ないよ。」
花村「シェフって呼んでよ…」
狛枝「もし、キミがこんな冤罪に倒れてしまったら、未来の料理界は誰が支えるの？」
(うわぁー…狛枝くんはまだ花村くんを庇うつもり？)
花村「み、未来の料理界…？」
狛枝「そうだよ、未来の料理界の為にもキミは正々堂々と立ち向かわないといけないんだ。」
花村「そ、そっか…うん…そうだよね…っ！」
終里「ところでエンザイってなんだ？
うめぇのか？」
西園寺「サッチュウザイってのも美味しいらしいよ。
後で試してみれば？」
日向「狛枝…なんでお前がしゃしゃり出て来るんだよ！」
小白「そうだよ…君の役目はもう終わったはずだよ！」
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作者名：如月 | 作成日時：2019年3月26日 1時
