135話 特別な場所２ ページ39
辺古山「…そろって黙秘か？」
終里「オメーらなら、この建物の事も知ってんだろ！
正直に白状しろよ！」
モノミ「いえ…あちしにはさっぱり…わからないでちゅね…」
モノクマ「ボクも…知らないよ…」
モノミ「とりあえず…ミナサンは希望のカケラを集めてですね…」
左右田「オイ、知らねー訳ねーだろ！
揃って下手なウソつくんじゃねーよ！」
西園寺「どうせ、その扉を砂埃で隠してたのも、あんた達の仕業なんでしょー？」
罪木「あ、やっぱり意図的に隠してあったんですね？
そうですよね…」
西園寺「ねぇ、ゴミカス女の分際で、対等な口を利かないで貰える？」
罪木「ひっ！す、すみませぇん！」
西園寺「すみませんって言えよ、オラッ！」
罪木「だ、だから言ってるじゃないですかぁ！
すみませぇん…って！」
小白「西園寺さん、その辺にしてあげてよ。」
西園寺「神澤おにぃはわたしの味方でしょー？
朝、わたしの味方してくれたじゃん！」
小白「えっと…」
弐大「もしや…この島に住民がおらんのは、この厳重な扉が関係しているのではないか？」
(弐大くん、ナイスタイミング！)
弐大「要は、ここはシェルターのような場所で、島民はこの中に隠れているのかもしれんぞ？」
小泉「シェルターに隠れるほどの事が起きてるの？
だとしたら…あたし達の方がヤバイじゃん。」
モノクマ「うーん。色んな可能性が頭をよぎるよね。
だけど、今はまだ確かめようがなさそうだね。
その扉ったら凄く頑丈だもん。
それも…物質的な意味だけじゃなくて、もっと本質的な意味でね。」
(今は無理？
だったらいずれぼく達はこの扉の先に行く事になるかもしれないって事？)
終里「…は？何言ってんだ？」
モノクマ「たとえば…いくら神出鬼没のボクやモノミでも、その扉の奥には入れないんだよ。
」
モノミ「え？あんたも入れないんでちゅか？
という事は、あんたもあちしと同じで…」
モノクマ「コラァ！それ以上の失言はやめろォオッ！！」
そう言いながら、モノクマは波動をモノミに向かって打った。
モノミ「うぎゃああああああああ！
音速を超える流星のようなラッシュは、身が持ちませーん！」
(あの2匹は何をやっているんだろうか…呆れてものも言えない…)
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作者名：如月 | 作成日時：2019年3月26日 1時
