129話 新しい島 ページ33
七海「門が開いたって事は…その向こうの”新しい島”に行けるんだね？」
弐大「ほ、本当かぁあああああああっ！？」
モノミ「えっへん！その通りでちゅ！
ね、これで行ける場所も広がったし、今度こそみんなで仲良く楽しく暮らそうね！らーぶ！らーぶ！！」
罪木「な、仲良く暮らすとかそういう事じゃなくって…島から帰る方法を探しましょうよぉ…」
小泉「当たり前だよ！
私達の目的はこの島から脱出する事だからね！」
モノミ「…あれ？」
澪田「ハリウッド系アクション映画的な冒険活劇なんて、誰も望んでないっす！」
罪木「もっと平凡に…何も起こらない人生がいいですぅ…その方が私にも合ってますし…」
左右田「おーし！船の部品になりそうな物とか見つけたら、すぐにオレに言えよ！」
モノミ「な、なんか…あちしの思惑とは違う方向に団結しちゃってますけど…」
小白「…でも、モノミはみんなに団結して欲しかったんでしょ？」
モノミ「そ、そうでちゅけど…」
小白「だったら、いいじゃん！」
モノミ「……あ、あの…神澤さん…あなたはもしかして、記憶が…」
小白「ん？何か言った？」
モノミ「い、いえ…何でもないでちゅ…」
(モノミ程度にバレてもなんの問題もない。)
終里「おっしゃ！この島から帰る方法を見つけっぞ！」
モノミ「それは…無理でちゅよ…」
日向「…ん？」
モノミ「この島から出るなんて…そんなの…もう無理なんでちゅって…」
日向「…もう無理？おい…それはどういう…あっ！」
日向くんの言葉には答えず、モノミは消えた。
日向「オイ、日向…あんなヤツなんてほっとけって！
結局は…あいつもモノクマの同類なんだ。
あんまし近付かねー方がいいぜ。」
日向「そ、そうだよな…」
七海「…」
みんなは新しい島へと向かっていった。
ぼくはまず、狛枝くんに朝食を届けにいった。
《大広間》
小白「狛枝くん、お待たせ！」
狛枝「左右田クン達には会えた？」
小白「文句は言えなかったけど…スッキリしたよ！
あっ、それとね…モノミがモノケモノを一匹やっつけたんだって。
だから、新しい島に行けるようになったみたい。」
狛枝「へぇーあのモノミがね…それで、みんなは新しい島に行ったの？」
小白「うん、みんな、新しい手掛かりを求めてね。」
狛枝「そっか…みんなちゃんと前に進んでくれたんだね。」
その後、狛枝くんにトーストを食べさせ、ぼくも新しい島へと向かった。
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作者名：如月 | 作成日時：2019年3月26日 1時
