127話 気持ちの切り替え ページ31
左右田「あ、いや…そこまで臭くねーかもな…口で息をすればいいだけだし…」
西園寺「うわああああああああああああんっ！！」
小白「左右田ッ！！」
左右田「うぉッ！？なんで呼び捨て！？」
終里「つーか、オメーはちゃんと風呂に入ってんのか？」
西園寺「ううっ…ひっく…ひっく……入ってない。」
小白「それは、どうしてか教えてくれる？」
西園寺「だって…しょうがないじゃん…1人だと着物の帯を結べないんだもん…うわああああああああああああんっ！！」
小白「着付けって難しいもんね…」
小泉「ね、ねぇ…日寄子ちゃん…そんなに泣かないでよ…ほら、帯ならアタシが結んであげれるからさ。」
西園寺「ひっく…ひっく……………ホントに？」
小泉「簡単な結び方しかできないけど…それで良かったら教えてあげるからさ。」
西園寺「うわーい！やったー！
小泉おねぇ、だーいすきー！！
ちゅーしてあげるー！」
小泉「ちょ、ちょっと、日寄子ちゃん…抱きつかないでいいって…！」
田中「…ククク、どうやら懐かれたようだな。」
澪田「いらっしゃいませー！
濡れ濡れの百合世界へようこそー！」
一気に場の空気は明るくなり、さっきまでの暗い顔はウソのように消えていた。
(さすが…超高校級のみんな。)
罪木「あの…ところで…九頭龍さんと狛枝さんはどうしたんですかねぇ？
2人共…いないみたいですけどぉ…」
日向「あぁ、そう言えばそうだな…」
辺古山「九頭龍ならさっきホテル周辺で見かけたぞ。
朝食に誘ったが断られてしまった。」
日向「まぁ、九頭龍はいつもの事だとして…」
終里「狛枝のヤツなんて、どうだっていいじゃねーかよ！」
田中「あいつは呪われし存在だ…言うなれば”不吉を招く忌み子”だからな。」
小白「むぅ…狛枝くんは忌み子なんかじゃないもん！！」
日向「神澤は何か知らないのか？」
弐大「い、言っておくが…ワシは知らんぞぉ！
こ、狛枝の事なんぞ、一切合切なんも知らんぞぉおおおっ！！」
日向「いや…俺は神澤に聞いたんだが…」
小白「狛枝くんの事なら…」
左右田「そうそう、忘れちまおーぜ！
あんな変態ヤローの事なんて忘れちまおーぜ！」
七海「…………あからさまに怪しいね？」
左右田「あ、怪しくなんてねーって！！」
弐大「応ッ、そうじゃあ！
あ、怪しくなんぞないわいっ！！」
モノクマ「どったの？誰か誘拐でもされちゃった？」
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作者名：如月 | 作成日時：2019年3月26日 1時
