【ダンガンロンパ】これは希望のためのゲーム３ (ページ15)

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113話コロシアイの真実ページ15

モノクマ「はーい、大正解でーす！
そう！今回のコロシアイで十神クンを殺したクロは、花村輝々クンなのでしたー！」

花村「あばっ…あばばばばばばばば…！」

九頭龍「マ、マジかよ…！
よりにもよって…テメーみてーなヤツが十神を殺したってのか？」

弐大「だ、だけどよぉ…なんでじゃああああ！
なんで殺しちまったんじゃあああああ！？」

花村「ち、違うんだ…違うんだよ…ぼくは…みんなを助けようとしただけなんだって…人殺しを企んでた狛枝を止めようとしただけだったんだよぉ！」

日向「…え？止めようとしたって…どういう意味だ？」

狛枝「…」

花村「ぼくは…朝から旧館で料理の仕込みをしてて…そ、そうしたらね…大広間の方から変な笑い声が聞こえてきて…それで…そっちを覗いてみたら…そこで…見ちゃったんだよ。
掃除当番だった狛枝が、テーブルの下にナイフを仕掛けているのを…！
な、なんか嫌な予感がして…それで…そのまま狛枝の様子を盗み見てたら…持ち込んだアイロンを倉庫に置いたり…エアコンのタイマーをいじったりして…しかもニヤニヤと…ずっと1人で笑って…」

(1人でニヤニヤ笑ってるのはさすがに怖過ぎる…)

花村「だ、だから…ぼくはそいつを問い詰めたんだ…そ、そうしたら…そいつはっ！」

(呼び捨てになったと思ったら、ついには『そいつ』呼びになってる。)

狛枝『…あっ、見つかっちゃった？』

花村『み、見つかっちゃったって…君は何してるんだよ？
どういうつもりさ！？』

狛枝『もちろん…殺すつもりだよ？』

花村『…え？』

狛枝『花村クン…言っておくけど、ボクを止めても無駄だからね。
たとえ、今止めたとしても、ボクは決して諦めないよ。
明日でも明後日でも明々後日でもその先でも…必ずコロシアイを起こしてみせるからね。』

花村『な、なんだよそれっ？
いくら出たいからってそんなの…っ！』

狛枝『………そっか…やっぱりそんな風に思われちゃうか…でもね、そうじゃないんだ。
ボクは自分が生き残ろうだなんて考えてないんだ。
ボクはただ…コロシアイが始まって欲しいだけなんだ。』

花村『な、何言ってんの…？』

狛枝『ボクはみんなが大好きなんだ。
だから、みんなの役に立ちたいんだ。
ボクは”超高校級”のみんなが大好きで…”希望の象徴”であるみんなを尊敬しているんだ。
そう…ボクは”希望”と称されるみんなの才能を、心の底から愛しているんだよ。
だからこそ…』