【ダンガンロンパ】これは希望のためのゲーム３ (ページ13)

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111話凶器の隠し場所２ページ13

小白「確かに…普通は有り得ない…だからこそ日向くんも白夜も見逃してしまったんじゃないのかな？」

日向「確かにそうだ…」

十神『さっきのシュラスコのような危険物は、そこの料理の中にはなさそうだな。』

日向『そう…みたいだな…』

日向「逆に言えば…凶器を隠せるような場所なんて、あの時調べられなかった食べ物の中くらいだ。」

小白「そして、その食べ物の中で、鉄串くらいの長さの凶器を隠せるのは骨付き肉だけ…ぼくは実際に骨付き肉を調べたから知ってるよ、中に鉄串が入っていた事をね。」

弐大「ど、どうなんじゃあああああっ！？」

花村「も、黙秘権を使うばぁい！」

小白「まだしらばっくれるつもり？
もう最終手段を使うしかないみたいだね。」

澪田「最終手段？」

小白「みんなで確認するしかないよ。」

終里「あの美味そうな骨付き肉を食って、中から鉄串が出てくりゃあビンゴって訳か…！」

左右田「おしっ、モノクマでもモノミでもいいから、今すぐあの骨付き肉を持って来い！」

終里「1分だ…1分ありゃあ…オレがあの肉を食い尽くしてやんぜ…！」

花村「ちょ、ちょっと待ちなっせい！
タイム！タイムだってタイム！」

弐大「何をしとんじゃあ！！
さっさと持ってこんかぁいいいいい！！」

モノミ「あ…それがでちゅね…」

モノクマ「…」

小泉「あれ…？モノクマはどこ行っちゃったの？」

モノクマ「ボクなら…ここだよ…！」

みんなはモノクマの声のする方を見た。
そして、骨付き肉を食べているモノクマがそこにいた。

モノクマ「もふっ…お先に頂いちゃってまーふ！」

澪田「ぎゃああ！クマが肉食ってるぅぅぅぅ！！」

(それって普通なんじゃ…)

澪田「…って、よく考えたら普通っすね。」

モノクマ「もふもふ…何これ…うまいもんだなぁ。」

小白「仮にも超高校級の料理人が作った料理だからね。」

終里「こ、こんちくしょう！それはオレん肉だぞッ！」

モノクマ「生まれて初めて食べたよ。
なんて言うかその…野生の頃を思い出す味だ。」

花村「ダ、ダダダダメだってぇ！
ホントにダメなんだってばぁ！」

モノクマ「おやおや？なんかお肉の中から…こんなん出てきましたけどー！」

そう言いながらモノクマは取手の部分に骨が付いた鉄串をみんなに見せた。

澪田「そ、それって！」

ソニア「鉄串…ですよね…？」

七海「あ、骨の部分が取手になってるんだ…凝ってるね。」