109話 翻訳者の才能？ ページ11
罪木「ふえぇ…すみませーん…見苦しい姿をお見せして…すみませーん！」
澪田「ど、ど、どうなんすかぁ！？
輝々ちゃんは答えられるんすかぁ！？」
花村「えっと…えーっと……あ、あれ？
あれあれ…？おかしいなー、ど忘れしちゃったかなー？」
小泉「ど忘れなんておかしいでしょ…アンタみたいなエロキャラがさ…！」
花村「え、えーっと…そ、そう言われましても…こ、狛枝くーん！
なんとか言ってやってよー！」
狛枝「うーん…もう諦めるしかないかもね…」
花村「ちょっ…諦めるって…諦めるって…なんだよ……」
狛枝「花村クン…残念なのはボクも一緒なんだよ…憧れの人の”希望”の限界を見るのは寂しいもんだよ。
夢を壊された気分とでも言うのかな…」
日向「狛枝…お前は何なんだよ！
どうして犯人の味方をしたり突き放したり…ッ！」
花村「ちょ、ちょっと待つばぁい！
人をば犯人扱いして勝手に話ぃ進めんときんしゃーい！」
小白「だって花村くんが犯人って決まったでしょ？」
花村「き、きききききききき…きばでねからさべだどん！
まーだきんきがはきばしておらずんけぞ！」
西園寺「ダメだー、もうわかんなーい！」
小白「まだ凶器がハッキリしてない…だってさ。」
澪田「わかるんだっ！？」
花村「らー！ぼっきにんばはんだらゆげっちゃ、めんずきんきだばなんぞゆげったれでぱれや！」
小泉「神澤…また訳してよ。」
小白「ぼくが犯人だって言うなら、まず凶器がなんだか言ってみろ…だってさ。」
弐大「凶器か…確かナイフではなかったのだな？」
罪木「十神さんの傷からして…直径5ミリくらいの細さの刃物だったはずですぅ…！」
田中「そして、床下から刺したとなると、おそらく50センチ以上の長さは必要だ。」
小白「だったら、”あれ”しかないよね！」
狛枝「…今更、凶器なんてどうでもいいんじゃない？」
花村「なごむわー！ずんずんなごむわー！」
小白「良くない！全然良くない…って。」
七海「じゃあ、わかったよ…凶器がなんだったのか考えてみよっか。」
花村「やらないかー！やらないかー！」
小白「やってみろ…だってさ。」
澪田「紛らわしい方言っすね！」
小白「別にもういいよ…ぼくがみんなに凶器を教えてあげるからさ！ﾆｺｯ」
日向「えっ！？」
小白「もう充分、花村くんの絶望する顔が見れたし、それにそろそろ飽きてきたよ。」
日向「神澤はまた知っていて黙ってたのか！？」
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作者名：如月 | 作成日時：2019年3月26日 1時
