♯１７ ページ17
「おはよ」
「熱は大丈夫なのか?」
心配してくれたテニス部の皆。
「心配かけてごめんなさい」
「元気になったのならよかったじゃないですか」
比呂君が優しく笑う。
「Aせんぱーい」
ギュっと抱きつく赤也。
「ごめんね、赤也」
「A先輩が来てくれて嬉しいッス!!」
さらにギューっとしてくる。
「あっ、赤也…」
「抱きついちゃダメッスか?」
うるうるの目で見られたら断れない。
「ダメ……じゃないけど」
嬉しそうな笑顔を浮かべる赤也。
「赤也、離れろッッ!」
ちょっと怒った顔で言うブン太。
「別にいいでしょ?A先輩もそう言ってるんだし」
「赤也、ブン太^^」
笑顔の精市。
怖すぎる。
「A、誰が怖いの^^」
「な、何でもない」
精市は魔王だ。
「何か言った^^」
「言ってないよ(^^;)」
「ならいいけど^^」
「…………」
「せんぱーい!!」
赤也がギューギューしてくる。
「赤也……」
「赤也、離れろって!!」
「いい加減にしんしゃい!!」
キレる雅治。
「目障りじゃ」
「仁王君ッッ!!」
比呂君が割って入る。
「そんなにいちゃつきたいなら他でやりんしゃい。迷惑なんよ」
真っ直ぐ私を見る雅治の瞳。
「仁王先輩、嫉妬ッスか?」
「は?」
「俺と丸井先輩がA先輩と仲いいから嫉妬してるんでしょ??」
試すように問いかける赤也。
「……」
「赤也やめて。仁王君、ごめんなさい」
近づけたと思えば離れていく。
君がわからない。
零れそうになる涙をこらえるため、空を見上げた。
「先輩……」
赤也が私の首に腕をまわす。
「泣いても大丈夫ッス……」
小声で呟く。
「大丈夫^^」
泣かない。
そう決めたから。
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凛樹(プロフ) - にゅんさん» 今ならいける!! (2012年10月23日 19時) (
レス) id: 229012fcd7 (このIDを非表示/違反報告)
にゅん(プロフ) - 凛樹さん» 今いい? (2012年10月23日 17時) (携帯から) (レス) id: 9dfb39e29c (このIDを非表示/違反報告)
凛樹(プロフ) - 総音さん» 感動だなんてそんな…（´∀｀*）照れます! (2012年10月22日 21時) (レス) id: 229012fcd7 (このIDを非表示/違反報告)
凛樹(プロフ) - にゅんさん» りょうかい（∀） (2012年10月22日 21時) (レス) id: 229012fcd7 (このIDを非表示/違反報告)
にゅん(プロフ) - 凛樹さん» じゃあアドレス載せるから、コピーしたら消して!! (2012年10月21日 19時) (携帯から) (レス) id: 9dfb39e29c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛樹 x他1人 | 作成日時：2012年10月7日 21時
